〈蒜から苦瓜へと季を絆ぐ〉【久世樹】
歳時記によると、「蒜(ニンニク)」は夏、「苦瓜(ニガウリ/ゴーヤ)」は秋の季語とか。いつも通う市民プールのロビーにある地元農家の販売台に、どちらも100円で並んでいたので買って帰り、描いた後はゴーヤチャンプルにして頂きました。
本日まで開催されていた《SG展》に出展した2点を掲載します。
《魔女の棲家》 水彩 F6
これまで、生まれて消える波ばかりを描いてきましたが、山下佳恵の『波消しブロックに潜む魔女』という詩にインスピレーションを得て、海辺のミステリーを絵にしてみました。
《夏の夢》 パステル 四切
昨夏までの5年間、夏冬の人物画講座のモデルを務めてくれた、姿も心も凛々しい夢夏さんの渾身の立ちポーズを、「卒業制作」として描き留めました。
台風一過の秋晴れのはずが秋雨に💦 6月以来の野外スケッチを諦めて、独り室内で描いたのは、早生柿(湘南産)とシャインマスカット(山梨産)。
未明のフランスvsニュージーランドの開幕戦、素晴らしいゲームだった🏉
〈台風(のわけ)去り悲喜交交の夜明けかな〉【久世樹】
9月に入り、夏の人物画講座もいよいよ今日が最終制作。仕上げに、月桂冠を被ったギリシャ神話の女神を描きました。
帰りの京王線の鉄橋から見た雨上がりの空はまるで梅雨時でしたが、昨日の夕方の多摩川はもうすっかり秋でした。
〈鰯雲人に告ぐべきことならず〉【加藤楸邨】
《太陽神の愛したダフネ》
今日の多摩川
昨日の多摩川
〈群の外水極に一輪曼珠沙華〉【久世樹】