とどちゃんの縁側でひとり言・・・。

日々の生活の中で見たこと感じたことを記録していきます。

本能

2010-10-16 21:15:46 | 徒然なるままに・・・。
昨日、子猫を引き取ってきた・・・。

実家では、先日亡くなった子猫の親猫の他に、もう1ニャンいる。
こちらはサビ柄の女の子。
ちょうど、くるさん家のぽっちゃんみたいな感じ・・・。

実は、この子も妊娠していた、だけど、子猫の親猫の避妊手術と一緒に彼女も手術する事になった・・・。

で、昨日、実家にいってみると・・・。

子猫達の姿が見えない・・・。
昨日の話では、親猫がいなくなってから、自由になったもんだから、家の中を走り回って大変だって母が言っていたのに・・・。

不思議に思い、それに、もう1ニャンの様子も気になったので、生まれてからず~っと親猫と一緒にいた奥座敷にいってみると・・・。

手術した子がおっぱいをあげていた・・・。

自分が子供を産んだと思っているのか・・・?
お腹の子も大きくなってからの中絶・避妊手術だったので母乳は出るのですよねぇ・・・。
それに、親猫の時と同じ様に奥座敷から子供たちが出ないように躾けしてるようで、子猫がみんな彼女の側にいました・・・。

何だか切なくなっちゃってね・・・。
こんな事なら、生んでから手術すれば良かったんじゃないかと妹に話をしたら、
「でも、先生に不幸中の幸いだったって言われたらしいよ」と・・・。

なんでも、赤ちゃんは5ニャンいたのですが、1ニャンはすでに死んで腐って子宮にくっついている感じであって、仮に4ニャンを普通に産んだとしても、死んでる子が原因で腫瘍になってこのままではもっと大変な事になってたそうです・・・。

一生懸命お乳をあげてる彼女から子猫を引き離すのは大変躊躇したのですが、彼女も私が子猫を見てるのは全く怒らず・・・。
むしろ、最初に顔を見たとき・・・。

「ああ、おばさん来てくれたの、色々大変だったのよ」と言ってる感じでスリスリして話をしてくれたので、大丈夫かな・・・と思い・・・。

「じゃぁ、この子、2にゃんはおばさんが大事に育てるからね、残りの2にゃんをよろしくね」
と声をかけて連れてきました。
解っていたのか?後を追うことも、唸る事もなく見送ってくれたのでそのまま連れて帰ってきました・・・。

それにしても・・・。

本能とは言えすごいなぁ・・・。

彼女達は、へその緒も付いた状態で我が家にやってきて、ひょっとしたら育てる事なんてできないんじゃないかと思ってたけど、二人ともしっかりお母さんしてる・・・。
人間なんてなぁ、他人の子供は勿論、自分の子供だって満足に育てられない輩が多いと言うのに・・・。

何ともなぁ・・・。
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