それぞれの夏・・・。

立秋も過ぎて、秋の気配を感じても良かったのですが、お盆も暑かったですねぇ。

被災者の高速道路無料化もあってか、お盆前・中・後と、福島も高速は勿論、一般道もえらい混み様でした。

私は、例年通り、義父母と主人とでお墓参り・・・。
自分の実家そのもののお墓はまだ無いのですが、祖父母のお墓は群馬ですし、母方の曾祖父母と母の兄姉が眠る二本松のお墓をお参りしてきました。

今年も？私が騒いだ事もあってか？掃除も覚悟で準備をして向かったのですが、すでに綺麗に掃除されてました。
震災後、誰も見に行って無いという事で、お墓参りをする２日前に状況を見に行った時は、草もぼうぼうだったのですが、伯父が率先してやってくれたのかもしれません。
騒いでみるものです（笑）。

先日、仕事帰りに「何か人も多いなぁ、それに警察も出てるなぁ」何て思ったら、福島市の灯篭流しの日でした・・・。

今年は震災から５ヶ月・・・。
市内には避難して来てる方も沢山おります。
市内在住の方でも、親族や友人を津波で失った方も沢山いらっしゃいます。
それぞれに、色々な思いを抱いて魂を見送る・・・そんな印象を受けました。

私も、今回の震災で亡くなった方の一つでも多くの魂が無事旅立たれるよう祈りを込めてお見送りさせて頂きました。

亡くなった方の中には、ご家族の事が心配で離れられない魂もあると思います。

生きてる私達は、犠牲になったかたがたの為にも一日も早く前に進まなくてはいけません。
復興していく事で、犠牲になった方の魂も昇華していく気がします・・・。
完全復興しなければ、それこそ犠牲になった方たちに申し訳ないですよね。

そんな中、津波で再オープンは到底無理なんじゃないか、オープンするにしても、何年か後だろうと思っていた宮古のホテルが一般の方も利用できる仮オープンを果たしました。
我が家では、毎年利用してただけあって、その情報を得た時は飛び上がるほど嬉しかった・・・。

福島もきっと大丈夫。

風評は噂です。

噂はいつかは消えます。

歌にもあるじゃないですか。

「ジャンプするには一度しゃがむの

深く深く落ち込んでも未来は私の心の中で息づく」

このままであるという事は絶対ありません。

時が流れてる限りは・・・。

大丈夫。

何て言ったって「福の島」ですからね。

時には泣きたくなる事もありますけどね、そんな時は休憩を挟みながら、田舎人らしく、粘り強く耕していけば、いつか必ず道ができます。

福島県人の底力。

今こそみせなきゃね。