商品テスト

クルマのＣＭで、若い女の子がアイロン台に足をかけて、サーキュラースカートにアイロンをかける、というのがあった。
もちろん、スカートをはいたまま、である。
そのＣＭを見たときに
「うわぁ、わかるわ～、その気持ち」
と思ったものだ。
不精者の私は、出かけるときになって、洋服がしわくちゃ、という場面によく出くわす。
着ている内に、体温で暖められてシワも伸びるから、まっ、いいか！とでかけることがほとんど。
そんな私を、夫は
「信じられん！」と言う。
夫は、こういうことに几帳面なところがあるのだ。
私のかけるアイロンで、ズボンに線路が走ろうものなら、もう一度洗ってでもびしっとした一本線にしなければ気にくわないらしい。

そんな不精者の私なので、わざわざアイロン台とアイロンを出さずして、シワが伸ばせる道具があればどんなに助かるだろう、と常々思っていた。
そこに渡りに舟。
お葬式の満中陰志にと、カタログギフトが届いたのだ。
ぺらぺらっとめくってみるが、これといって欲しいモノが見あたらない。
で、見つけたのがハンディアイロンである。
よく、通販番組で紹介されているあれである。
ハンガーに掛けたままシワが伸ばせます。
スーツについたタバコの嫌なニオイもスチームで一掃します。
カーテンについた焼き肉のニオイも、ほらこんなに簡単に。
ってヤツである。
これがコピー通りの働きをしてくれるのかどうなのか、どうせ他にほしいモノも見あたらないし、ま、いっか。
と、頼んだのが本日到着。

さっそくいそいそと、洗濯したてのポリエステルのブラウスに使用してみる。
うーん・・・
テレビで見るほどの効果てきめんな働きは、見えにくい。
次に、コットンのパンツもあててみる。
うーん・・これまた小じわが残っている。
さらに、コットンのポロシャツ。
これは、なかなか良かった！
もともとがざっくりした織りということもあり、小じわが残ることなく綺麗なフェイスになってくれる。

結論。
洗濯したてのものは、やっぱりきっちりとアイロン台の上でアイロンをあて、畳みじわ、着用シワをのばすときにはこのアイロンを使う。
これが正解。
で、横着者の私のこと。
きっと、着たままで出かける間際に、このアイロンを使うことになること必至。