家の耳掃除

今日から休みになり、ようやく重い腰をあげた。
といっても、朝はたっぷりと睡眠をとり、やおら起き出して、外気温を確かめる。
ひとの決意をくじくかのように、本日の気温、今年一番の冷え込み。
午前中は、うだうだと過ごし、お昼を外で済まし、買い物を終えてから、少しエンジンがかかる。
とりあえず、大きな場所からとりかかると、おおまかに掃除を終えるとそこで終わってしまいそうなので、以前より気にかかっていたキッチンの水きり棚についた油汚れからとりかかる。
ステンレスのパイプにキッチンペーパーで洗剤を湿布し、ボロ布、歯ブラシを駆使して拭き上げる。
本来の輝きを取り戻すと、外の光を受けキラリと輝く。内心、むふふと笑みがこぼれる。
こういう重箱の隅をつつくような掃除をすると、がぜんやる気が湧いてくるから不思議だ。
次は、どこの輝きを取り戻そうかと、家の中を見渡す。
そこで気付いたことがある。普段、日中には家にいない私は、自然光が溢れる家の中を見渡すことが少ない。たいていは陽がとっぷりと暮れてからしか、家に入らないし、朝も夜もあわただしく決まった場所（キッチン）でしか過ごしていないので、目が見慣れていて汚れていても凝視することなくやり過ごしている。
今日のように、矯正視力の状態で、部屋中がもれなく明るい状況が、目に入ることはそうそうないのだ。
だから、我家はキレイにならないのだ、といういい訳めいた理由を思いついた。

やりだすと止まらない私。次はここ、つぎはあそこ、ということで私にしては、かなり頑張った。
しかし。状況はぱっと見て、なにも変わっているようには見えない。
そう、私が半日かけてやったのは家の耳掃除。
顔や手は、ノーメイクどころか、半年くらい洗っていないままだ。
見えるところの大掃除は、明日できるのか。

そういうわけで、やみ鍋企画vol3のメールのお返事、遅れ気味です。
発表までには送り終えますので、どうか心静かに（爆）おまちください。