本物マリンはしょっぱいよ。

テニス、軽音、フェンシングと悩んだ果て、息子の部活は「ヨット」に決定。
テニスは新入部員が大勢いて、大抵が中学での経験者か、兄弟でテニス部、という人ばかりで万年球拾いで終わりそうなのが嫌でやめたらしい。
また、軽音はそれぞれが個人的に練習して、週に１，２度レッスン室でセッションなので、もうひとつ部活動というものには程遠いようなのでやめたとか。
フェンシングは、珍しいのと、勧誘を受けたのでやってみようか、という気になったらしいが、動きが俊敏なので自分の運動神経ではついていけないと踏んだらしい（正しい選択だ）。

そうやって消去法で消し去って行き、残ったのがヨットだったらしい。
今週の初め、体験入部でヨットに乗せてもらい、海風を受けたのが心地よかったようだ。
息子らしい、と思ったのは黒の学生服のまま乗せてもらったのはいいが、バランスを崩して半身海に浸かったらしい。
黒の学生服で、海に浮かんでいたらまんま「くじらじゃん。」と思ってしまった私。
本人はアトピーがあるし、海に入るのは嫌じゃないようで、結局そのまま入部と相成った。

そこで問題となるのがデッキシューズ。
ただでさえ、ナイキやアディダスといった洋モノシューズが入らないぶた足の息子。
果たして足にあうデッキシューズがあるのやらないのやら。
トップサイダーというような、本物マリンシューズはおそらく彼の足には合わないだろう。
こうなりゃ、作業着を取り扱っている専門店で地下足袋でも買うしかないかな。

毎日、しょっぱい臭いのするＴシャツを持って帰ってくるのはいいけど、そのうち洗濯槽が塩分でやられてダメになりはしないか心配してしまう。

まぁ、軽音なんて軟派な部活よりは、海の男っていうシチュエーションも悪くはないな。
もう少しやせたら、フンパツしてNIMESのボーダーでシャツでも縫ってやるとしよう。