こころがぬくもりに包まれて

今朝は、ちょっと冷え込んだ。
例年なら、とっくにイヤーマフとまでもいかなくとも耳栓で防寒対策をとる私である。
年々暖冬になっていっており、今年は今日までコートを着ないで通勤していた。
さすがに、セーターは風を通して素肌につきささるのでコートを出してきた。
このコート、何年か前にこかばんやのさとさんにいただいたものである。
ボタン付けだけをしてもらえれば、縫ってもいいよ、と気軽に送ってくださったのだが、これが大作。
C&Sさんのチノクロスで縫ってくれていて、生地がかなりしっかりしており、一重だが冬でも極寒の地でなければ十分あたたかい。
これを着て、おしゃれなマダムがいるボタン屋さんへ行くと、皮のくるみボタンに目を留めて
「これは、このコートのメーカーさんのオリジナルボタンなの？」と尋ねられた。
それくらい、綺麗に縫われたコートなのだ。
私には、このコートはどんな高級、有名メーカーのものよりも暖かく包んでくれる。
なぜなら、あたたかいこころが詰まっているものだから。

そして、暗い夜道をかけぬけ帰宅すると、もうひとつあたたかな包みが届いていた。
ついてないことの多いサムライ月だが、今夜はほっこりとあたたかい。