よみがえり

恥ずかしながら、今までブロッコリーの茎を捨てていた。
もともと、ブロッコリーという野菜自体がそんなにも好きな野菜ではなかった。
特に、茎の部分は青臭いし、ごりごりするのでもったいないと思いながらも捨てていた。
親の好みは子どもに伝わるもので、息子もブロッコリーが嫌い。
これではいけない！
と、いまさらながらに調理方法の改革に取り組む。
ブロッコリーの花の部分は、まぁ、今まで通りで食べるとして、半分も捨てていた茎をどうにかしなければ、ということで。
あの青臭さを消し、ごりごりする歯ごたえを生かすには、きんぴらだ！
くず野菜を生かす調理方法の№１である。
大根の皮も、確かそうやって再生させるとものの本に載っていた。

生の茎をざくざく刻んで、にんじんも同じ細さに刻む。
ごま油で炒めて、ざらめ（砂糖）をぱらっと入れ、だし醤油を回しかけ、お好みで一味か七味をふりかけ、更に炒める。
醤油が絡まったらできあがり。
ひねりごまか、すりごまをかけると、更においしさアップ。
ブロッコリー独特の青臭さが抜け、歯ごたえがこりこりっとしてちょうど良い箸休めに。
このきんぴら食べたさに、今日もブロッコリーを買ってしまった。
今度はニンニクをきかせて中華風きんぴらにしてみよう。
これは、かなりお気に入りな一品だ。