やっぱり数学オンチ、それとも。

息子も私もいちごが好きなので、見るとつい買ってしまう。
今日の奉仕品で３９８円のイチゴが並んでいる。
昨日食べたのは「さちのか」だったので、今日は別のイチゴが食べてみたいなぁ、と売り場を回る。
そこで、ふと目にとまったのが「ももむすめ」とかいう初めて見る名前。
ちょっと丸っこい形で、形からのネーミングなのか味に由来するネーミングなのか、かなり心惹かれた。
値段は「６９８円」
高いっ！
が、よく見ると少し傷みはじめていて３割引の値引きシールがついている。
ってことは・・と必死で頭の中で計算する。
んーっと、７００円として３割引だから７かけで４９０円、となるはずがそこで私の頭に出た答えは２１０円だったのだ。
安っ！これなら全然惜しくないわ。
と、かごの中でつぶれないように細心の注意を払いつつ、レジへ。

今日は寒いからか、レジもまばら。
重たいものからレジを通していた、レジ係の人の手が止まった。
え？っという感じで、イチゴのパックをひっくり返して値段を確認している。
私の方を見て
「これ、すんごく高いイチゴですよね？間違いなくこの値段ですよね？」と念をおす。
「ええ、高いけど値引きシールがついてたので、ちょっと試しに買ってみようか、と思って」というと、安心したように入力した。
「イチゴは、産直に行った方が新鮮で安くて美味しいものがありますよ。こんなところのイチゴは冷蔵庫で眠らせて赤くしているだけなんですから。」と、レジ係の人が親切に解説してくれる。
私は相づちを打ちながら、再び頭の中で必死に計算。
あれ。。７００ｘ７＝４９０円。
２１０円はどこから来たんだー！
がっくり肩を落としながら、荷物を袋詰めの台に運ぶ。
せっかく、レジの人が親切に、回りくどくやめるように忠告してくれていたのに・・・。
アホなわたし。

息子の学校のある理系クラスでは、センター試験でクラスの７割が８００点を超えていた、という話を聞いて
「優秀な子どもをもつ親は幸せやなぁ。」と思ったが、撤回。
鳶は鷹を生むことはない。
理系科目で点を落として、浪人ほぼ確定の息子を私は責められない。
やっぱり数学オンチなのだ。
だが・・
７００円の７掛け、というところまで思いつきながら別の数字をはじき出して納得した私は、もっと別の心配があるのかもしれない。
認知症の検査、一度は行っておこう。。