ときの備忘録

美貌録、としたいところだがあまりに顰蹙をかいそうなので、物忘れがひどくなってきた現状にあわせてこのタイトル。

子の八ひかり

2013-02-16 | まんまみぃや
去年の今頃だったか・・
料理家のケンタロウさんが、交通事故にあい番組を降りた。
私は越前屋俵太に似た風貌がちょっと苦手だったのだけど、夫は彼のパンチがきいた料理が好きで「男子ごはん」をよく観ていた。
大事故だったため、ケンタロウ氏は、番組復帰がかなわず代打で登場したのが、栗原心平さん。
ご存じ栗原はるみさんのご子息である。
最初は
「んー・・・お母さんの七光りで料理研究家なんかなぁ・・」
と、ちょっと斜めからみていた私だった。

ところが。
代打で登場した彼の料理を観ていると、これがなかなかなものなのだ。
ひょっとすると母君より美味しいかも!と思える料理の数々。
ざっくりと作るケンタロウ氏に比べ、体型とは裏腹に小技を効かせ繊細な料理を作る心平氏。
それぞれ母親譲りなのかもしれない。。

そんなわけで、最近は心平氏の作る料理が観たくて、男子ごはんを熱心に観るようになった。
なかでも、お気に入りはごぼうのかき揚げと、豚バラ肉でつくる鍋。
ゴボウ嫌いの夫が、これなら食べられる、と食べた一品である。
・ピーラーでささがきにし、水にさらしあくを抜く。
・しっかりと水をきり、小麦粉をまぶす。
・少量の水をたらし、網じゃくしに乗せて散らないようにしてあげる。
我が家では、サクッ、バリッ、という歯ごたえがほしくて、最初は米粉で、次からは強力粉であげてみた。
ざくっと音を立てるほどの上がり具合でまことに美味。
豚バラ肉の鍋は、もつ鍋に似ているが、それよりもあっさりして飽きない味である。
・適当な大きさに切ったバラ肉を油を引かず、フライパンでスライスしたニンニクと一緒に塩こしょうして焼く。
・鍋の三分の一ほど入れた水、酒(レシピでは100CCとかなり多め)の中に、焼いたバラ肉を油と一緒に入れ沸騰させる。
・出てきたアクをとり、ざっくり切ったキャベツ、すりおろしたニンニク、鷹の爪、塩、ホワイトペッパーを入れ、さくっと煮る。仕上がり間際にニラを投入してできあがり
豚を焼いてでた油は全部いれるとしつこくなるので、適当に。
年々、甘みのある料理が苦手になってきた私たち夫婦には、これくらいあっさりした素材だけのうまみで食べる料理の方が飽きずに美味しくいただける。

番組では、この鍋のしめをバターラーメンにしていたが、さすがにこれは若者におまかせしよう、ということで試してはいない。

それにしても、心平さん。
親の七光りなんて失礼しました!
お母さんとはまた違う、料理研究家として八光していると思います。はい!




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