ときの備忘録

美貌録、としたいところだがあまりに顰蹙をかいそうなので、物忘れがひどくなってきた現状にあわせてこのタイトル。

昔の道具

2013-02-07 | 砂時計
「火あそび」である。
昨秋に購入した飛騨コンロに魅せられ、食卓に登場しない日の方が少ないほど活躍している。
ちろちろと燃える木炭の火は、そこはかとない郷愁を感じさせてくれる。
最初は、着火剤を使ったりして、四苦八苦した火おこしも、今では難なく数分で着火。
小さめの団扇でぱたぱたと扇いでいたが、節子さんの協力によって、もっとすごい助っ人が現れた。
竹で作った「火吹き棒」である。
ぶった切った青竹の節部分に錐で穴を開けただけのシンプルな作りだが、その威力たるやすごい。
折れ曲がるストローも使っていたが、どうしても近づけすぎると熱で溶ける。
だが、これは天然素材の竹。
溶けることもなく、それでいてピンポイントに風を送り込み、炎を上げさせるのである。
小さく燃え立つ炎をみると、思わず
「おおー!」と感嘆句を口にしてしまう。

この「火吹き棒」をほしいな、と思ったのは味の素のCMをみて。
現在放映中の「日本のお母さん編」で、女優の坂井真紀さんが、昔のお母さんを演じている。
かまどに火吹き棒を使って風を送るシーンをみて、これだ!と思いつく。
思いつきはしても、材料も作り方もわからなかったが、そこは山の民節子さん。
相談するやたちどころに、二三日うちには作ってくれたのである。
子供のころに、さんざん作ったそうで。

それにしても、このCM。
若いワーキングマザーの一日という設定だが、本当によくできている。
「がんばれ!」と思わず応援したくなるCMだ。
どこにでもいそうな、この女優さんを使っているところがミソだな。
きれいな女優さんも好きだけれど、こういうバイプレーヤーな女優さんはもっと好きかも。

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