マスコミをにぎわせているイジメや体罰。
自分が運動部に所属したことのない私が語るのもどうかと思うが。
同僚の節子さんが、所属していたスポーツサークルのはなし。
節子さんは股関節の調子が悪く、太ると歩けなくなると医者から言われて、体のメンテナンスに余念がない。
なので筋力も落としてはいけないために、主婦ばかりが集まったサークルである競技をしていた。
その指導にあたるのは、市の委託をうけたコーチ。
その人は、過去に実業団に所属していた、プロのプレーヤーだったひとである。
私にはよくわからないが、そういう経歴の持ち主に指導してもらえるというのは、とーーーってもありがたいことだそうで。
指導を受ける人たちは、そのコーチを神様のようにあがめ奉っているらしい。
そもそも筋力維持が目的で参加している節子さんは、ありがちな「おともだち」グループには属さず、黙々と練習していたらしい。
おともだちグループはグループで、そういう一匹狼的なひとを仲間はずれのようにして自分たちだけがわあわあと盛り上がり、コーチへの取り入りにも余念がないそうだ。
コーチはコーチで、スポーツマンらしくひとりで参加する節子さんへの気配りも忘れず、とりまき連とは一線を画してつきあってくれていたらしい。
節子さんも、そういうコーチを慕い、多少高くてもグッズやウエアはコーチの顔をたてて、コーチから買うようにしていたし、珍しい到来物があれば家まで届けたりしていたそうだ。
ところが
あるとき、節子さんがお姑さんの膝の調子が悪いので、何かよいサポーターがないものか?とコーチに尋ねたことが逆鱗にふれた。
節子さんを一切無視し始めたというのである。
その無視が始まって、節子さんは「あ!」と気づいたという。
この私に、そんな高齢者のサポーターのことを尋ねるの?
実業団で活躍した、「この私に!!!」
ということなんだそうだ。
その話を聞いて、私はあまりのばかばかしさに「冗談でしょう?」と叫んでしまった。
だが、実際どうやら節子さんが言うとおりのようで、まわりの誰に聞いても、そんな「失礼な」質問をした節子さんが悪い、といわれてしまうらしい。
ばかばかしい・・
と、私などは思ってしまう。
が、縦社会で貫かれているスポーツの世界では、そういうことが当たり前なんだそうで。
以来、節子さんはそのサークル活動に参加できなくなってしまった。
趣味で楽しんでいる主婦のスポーツサークルでさえ、そんな精神的イジメがあるのだから、学生や、メダルを目指して練習に励む世界では、指導者の暴走を誰も止められなかったのだろう。
世の中には表面には出てこない闇の部分はどこにでもある。
自分が運動部に所属したことのない私が語るのもどうかと思うが。
同僚の節子さんが、所属していたスポーツサークルのはなし。
節子さんは股関節の調子が悪く、太ると歩けなくなると医者から言われて、体のメンテナンスに余念がない。
なので筋力も落としてはいけないために、主婦ばかりが集まったサークルである競技をしていた。
その指導にあたるのは、市の委託をうけたコーチ。
その人は、過去に実業団に所属していた、プロのプレーヤーだったひとである。
私にはよくわからないが、そういう経歴の持ち主に指導してもらえるというのは、とーーーってもありがたいことだそうで。
指導を受ける人たちは、そのコーチを神様のようにあがめ奉っているらしい。
そもそも筋力維持が目的で参加している節子さんは、ありがちな「おともだち」グループには属さず、黙々と練習していたらしい。
おともだちグループはグループで、そういう一匹狼的なひとを仲間はずれのようにして自分たちだけがわあわあと盛り上がり、コーチへの取り入りにも余念がないそうだ。
コーチはコーチで、スポーツマンらしくひとりで参加する節子さんへの気配りも忘れず、とりまき連とは一線を画してつきあってくれていたらしい。
節子さんも、そういうコーチを慕い、多少高くてもグッズやウエアはコーチの顔をたてて、コーチから買うようにしていたし、珍しい到来物があれば家まで届けたりしていたそうだ。
ところが
あるとき、節子さんがお姑さんの膝の調子が悪いので、何かよいサポーターがないものか?とコーチに尋ねたことが逆鱗にふれた。
節子さんを一切無視し始めたというのである。
その無視が始まって、節子さんは「あ!」と気づいたという。
この私に、そんな高齢者のサポーターのことを尋ねるの?
実業団で活躍した、「この私に!!!」
ということなんだそうだ。
その話を聞いて、私はあまりのばかばかしさに「冗談でしょう?」と叫んでしまった。
だが、実際どうやら節子さんが言うとおりのようで、まわりの誰に聞いても、そんな「失礼な」質問をした節子さんが悪い、といわれてしまうらしい。
ばかばかしい・・
と、私などは思ってしまう。
が、縦社会で貫かれているスポーツの世界では、そういうことが当たり前なんだそうで。
以来、節子さんはそのサークル活動に参加できなくなってしまった。
趣味で楽しんでいる主婦のスポーツサークルでさえ、そんな精神的イジメがあるのだから、学生や、メダルを目指して練習に励む世界では、指導者の暴走を誰も止められなかったのだろう。
世の中には表面には出てこない闇の部分はどこにでもある。
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