今年の冬は、どうも魚の棚が寂しい。
何故なのか、よくわからないが例年よりも魚の揚がりが悪いような気がする。
この街へ越してきてからというもの、すっかり魚好きになった我家。
こんな、寂しい冬は初めてのような気がする。
都会にいた頃には、白身の魚、貝類、ひかりものが好き、と言っていた夫が、すっかり青魚の虜になってしまっている。
今日も、いつもの魚やさんを覗き、年がら年中あるような鯛、ひらめ、かつおのたたき、ぐらいしかないことを確認し、がっかりして家路についた。
帰宅途中に、いつも気になる看板を掲げた焼き鳥屋がある。
ある時は「新鮮!とりレバーはいっています!」
ボジョレーのシーズンには
「SOPEXAオススメ!ボジョレー・ヌーボー入荷しました!」
“SOPEXA”とは、フランス食品振興会という団体名である。ほとんど、プロの間でしか知られていないような、そんな名前をわざわざ書き込むところに、店主のこだわりを感じる。
手書きの、とても上手とはいえない字で、でっかく書いてある。
よもや、焼き鳥やの看板に「SOPEXA」なんてものを見るとは思わなかったので、その日からその店が気になって、気になって仕方がなくなった。
そんなある夏の日のこと。
「これは、ウマイ!ささみの刺身あります」
という看板がかかっていた。
その日、夫の晩酌のあてを何にしようかと、考えあぐねていたところなので決意して店の中へ。
一歩、足を踏み入れると、一瞬店内の流れが止まった。
単身赴任仲間とおぼしきサラリーマンのグループが、杯の手を止めたのがわかる。
そんな中で、私が
「すみません、表の看板のお刺身って、テイクアウトできますか?」って聞いたものだから、視線の中に好奇の色が混じる。
して、気になる店主。
年のころは50歳半ば、どうみてもこの道30余年という雰囲気ではない。
転勤でこの街へ来て、住みやすさが気に入って、脱サラしちゃいました、という感じ。
「できなくはないけど、時間どれくらいかかりますか?」と店の雰囲気にそぐわない、標準語のイントネーション。
やっぱり。
私は、さらにこの店主への興味がむくむく湧いて来てしまう。
「うーん、自転車で10分くらい、なんですけど。」と私。
「それじゃ、悪いけど、また今度にしてください。今日は暑いから、こんな中、氷あてて持って帰っても
絶対うまくないから。すみませんね。」とあっさり断られてしまった。
うーーーむ。
やはり、うるさそう。。
きっと「人生の楽園」あたりに登場しそうな脱サラ組のひとだよね、とひとりごちて店を出た。
そして、今日の看板。
「悶絶。玄界灘直送 いわしあります。」
悶絶、って、どんないわしだ。。。
すっごーーーく、後ろ髪をひかれつつ、土佐清水直送さばの刺身を買って帰る途中の私。
いつか、きっと買って帰ろう。「悶絶。」のいわし。
何故なのか、よくわからないが例年よりも魚の揚がりが悪いような気がする。
この街へ越してきてからというもの、すっかり魚好きになった我家。
こんな、寂しい冬は初めてのような気がする。
都会にいた頃には、白身の魚、貝類、ひかりものが好き、と言っていた夫が、すっかり青魚の虜になってしまっている。
今日も、いつもの魚やさんを覗き、年がら年中あるような鯛、ひらめ、かつおのたたき、ぐらいしかないことを確認し、がっかりして家路についた。
帰宅途中に、いつも気になる看板を掲げた焼き鳥屋がある。
ある時は「新鮮!とりレバーはいっています!」
ボジョレーのシーズンには
「SOPEXAオススメ!ボジョレー・ヌーボー入荷しました!」
“SOPEXA”とは、フランス食品振興会という団体名である。ほとんど、プロの間でしか知られていないような、そんな名前をわざわざ書き込むところに、店主のこだわりを感じる。
手書きの、とても上手とはいえない字で、でっかく書いてある。
よもや、焼き鳥やの看板に「SOPEXA」なんてものを見るとは思わなかったので、その日からその店が気になって、気になって仕方がなくなった。
そんなある夏の日のこと。
「これは、ウマイ!ささみの刺身あります」
という看板がかかっていた。
その日、夫の晩酌のあてを何にしようかと、考えあぐねていたところなので決意して店の中へ。
一歩、足を踏み入れると、一瞬店内の流れが止まった。
単身赴任仲間とおぼしきサラリーマンのグループが、杯の手を止めたのがわかる。
そんな中で、私が
「すみません、表の看板のお刺身って、テイクアウトできますか?」って聞いたものだから、視線の中に好奇の色が混じる。
して、気になる店主。
年のころは50歳半ば、どうみてもこの道30余年という雰囲気ではない。
転勤でこの街へ来て、住みやすさが気に入って、脱サラしちゃいました、という感じ。
「できなくはないけど、時間どれくらいかかりますか?」と店の雰囲気にそぐわない、標準語のイントネーション。
やっぱり。
私は、さらにこの店主への興味がむくむく湧いて来てしまう。
「うーん、自転車で10分くらい、なんですけど。」と私。
「それじゃ、悪いけど、また今度にしてください。今日は暑いから、こんな中、氷あてて持って帰っても
絶対うまくないから。すみませんね。」とあっさり断られてしまった。
うーーーむ。
やはり、うるさそう。。
きっと「人生の楽園」あたりに登場しそうな脱サラ組のひとだよね、とひとりごちて店を出た。
そして、今日の看板。
「悶絶。玄界灘直送 いわしあります。」
悶絶、って、どんないわしだ。。。
すっごーーーく、後ろ髪をひかれつつ、土佐清水直送さばの刺身を買って帰る途中の私。
いつか、きっと買って帰ろう。「悶絶。」のいわし。
これから酒買いに行ってくる、って。
きらすなんて珍しい。。
私は、もう飲んじゃったからクルマでは買いにいけないわっ!
Rocoさんを悶えさせてみたい・・・。(なんて怪しいサイトだ、ここは)
惹かれるでしょう?このコピー。
いつか、再びめぐり合えたら、絶対に買って見ます!
Rokuさんちの近所の焼き鳥やさん、よさそうですね。Rokuさんは、塩派?たれ派?
私は塩!です。こしょーを効かせたヤツ!!
あのニオイ、たまりませんね~
のぴさんも、そう感じました?
なんか、おかしいよね、今年の海産物。
これは、何かの警告?って考えすぎかな??
でも、ほんと左党には寂しすぎる冬ですねー。
あってもなんだかおいしそうな顔してないし、やたら高いし。
哀しいわ~。
それにしても、イワシで悶絶、してみたいもんだ
素敵(?)なコピーにメロメロ(古っ!)です。
悶絶いわし、私も食べてみたいです~
うちの近所にもいい感じの焼き鳥屋さんがあって、
そこの張り紙は常にカレンダーの裏に油性マジック2色で手書きのレタリング文字・・・こういうの、なんか好きです。ついフラッと立ち寄ってしまいます。
つくねがほんのりカレー味で美味しいんですよ。
ああ、食べたくなってきた