ときの備忘録

美貌録、としたいところだがあまりに顰蹙をかいそうなので、物忘れがひどくなってきた現状にあわせてこのタイトル。

ちいさきものへ

2006-04-16 | 針仕事
すぐ下の弟のところに生まれた甥っ子へ、スタイを縫う。

最近、友人のご近所で、中学へあがったばかりの子どもさんが亡くなった。
事故とも、自殺ともわからない死因だそうだ。
周りからは神童と呼ばれるほど優秀なお子だったそうで、子どもに先立たれたご両親の哀しみ、心の痛みを思うと知らないひとながら、お気の毒で胸が塞がってしまう。

先日の朝日新聞に、高齢の医師日野原重明さんが連載のコラムに書いてらしたこと。
日野原さんは、20年前から全国数箇所の学校を訪れ、10歳の小学生にいのちについての話をされているそうだ。
「いのちは目に見えますか?見えないでしょう。寿命というのは“いのち”の長さだけれど、君の持っている時間、それが君の“いのち”なんだよ」と、生命という漠然とした抽象的なものをわかりやすく説いておられる。
そして、自分だけではなく、自分のまわりをとりまくもののいのち、それらへの愛についても子どもたちに考えさせ、気づかせる活動を続けておられるそうだ。
物事がわかりかける頃だからこそ、10歳の少年少女に語りかけられているらしい。

私がスタイを贈る甥っ子も、弟夫婦の愛をちいさな身体いっぱいに受け止めていることだろう。
けっして、自分を、人を傷つけることなく、災難に遭うことなどなく、健やかに大きくなってね、と願わずにはおれない。

布  C&Sダブルガーゼベージュ、ユザワヤダブルガーゼチェック
パターン 主婦の友社“手作りのおくりもの”より
アップリケ ファミリアで大昔に買ったホビーグロー
仕様 さっと口がぬぐえるように、表地に芯は張らず、裏地に芯を貼った。
   装飾は控えめに、あくまでも実用本位で。

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2 コメント

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初心。 (ゴン リョー マ)
2006-04-16 20:54:31
CITROENさん、こんばんは。

甥っこさんのお誕生おめでとうございます。

かわいいですね。上二人はスタイの布が変色するほどの涎くいでしたが、リョーマは全然なかったことを思い出したりして・・。

 主人は物静かな優しい人なのに、長女(小四)をなぜか疎ましく思っているような所あり、今日もリョーマばかり構うものだから

‘リョーマばっかし~‘とすねておりました。

夜ご飯の時、長女が歯が生えてきたというので覗いてみると、ガタガタの歯並びが主人そっくり。

それをいうと、主人の反応乏しく、長女ニコニコ。

長女には夫婦で手を焼いているところですが、生まれたときの気持を忘れないでいないと・・ですね。

リョーマは最近‘人間はなにからできてるの?‘とかやたら聞いてきます。返答に困ったりしています。リョーマに言わせると人間はお星さまからできてるそうです。
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そう、そう。 (CITROEN)
2006-04-16 23:53:55
ゴンタリョーマのママさん、こんばんは☆

そうですよね!

私も息子に腹が立つときは、可愛かった頃の写真を出してきて、怒りを納めるようにしています。

そう、生まれたてのときには、

「元気に生まれてきてくれてありがとう。」と感謝一杯だったこととかも。



ご主人は、きっと男の子だからことさら可愛いのでは?

リョーマくんのそういうファンタジックさも、ことさら可愛さを倍増させてくれますね。

でも、女の子がお父さんを慕ってくれるのも、ほんの短期間のこと。

お父さんが慕ってほしくても嫌がられる時期がくるってことをご主人に教えてあげないと後悔することになるかも、ですね
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