私が、世界史を好きになれなかった理由がわかったような気がした。
いま、どっぷりとはまりこんで読みふけっているのが
「ナチの亡霊」ジェームズ・ロリンズ著
である。
図書館で、本棚に並んでいる背表紙をみて、なにも考えずに借りてきた。
予備知識ゼロのままで本を開く。
本文の初っぱな、日時、場所が記されている。
どうやら海外が舞台の小説のようだが、訳文ものに多いまどろっこしい言い回しは少なくて、読みやすい。
だが。
ポーランドで始まったか、と思えば、今度は時間も場所もとんでヒマラヤ山脈、となっている。
おまけに、当然のことながら登場人物の名前はカタカナ(つまり外国名)である。
ただでさえ、おつむの回転が悪い私の頭はこんがらがり始めた。
だが、テンポのはやいストーリー展開は、そのこんがらがった糸をほぐす時間さえもどかしく、読み進ませてしまう。
やがて、相対性理論やら、量子論やら、私が大の苦手とする物理学が登場したり、遺伝子操作のハナシやらルーン文字、果てはシャングリラまで、私のアタマのなかはますます混沌としてくるが、上巻の半ばまで読み進むと、いままで絡んでいた事象が突如整然と並び始める。
ああ、そういうことだったのか。
と。
高2の時に必須でとらされた世界史が嫌で嫌で仕方がなかったのは、こういうことだったのだ。
つまり、日本史は当然のことながら一国の歴史を過去から現代まで順を追って読み進めばよいのだけれど、世界史は世界各国の歴史を平行に並べて、それぞれを少しずつ解きほぐす。
さっきまでアメリカの歴史をやっていたかと思えば、今度はヨーロッパ、といった風に。
頭の回転が悪い私は、そういう平行で物事を考えることが苦手なのである。
そんな私であるが、この本はそういったことを軽く超越させるおもしろさなのだ。
まるで映画007や、テレビドラマ「24」を思わせるような展開で、ぐいぐいひっぱってゆく。
2週間で上下巻を読んでしまう自信がなかったため、延長予約を思わず入れたが、その必要はまったくなさそうだ。
ただし読み終わるまでは冷や奴三昧のおかずになりそうだけれど。
いま、どっぷりとはまりこんで読みふけっているのが
「ナチの亡霊」ジェームズ・ロリンズ著
である。
図書館で、本棚に並んでいる背表紙をみて、なにも考えずに借りてきた。
予備知識ゼロのままで本を開く。
本文の初っぱな、日時、場所が記されている。
どうやら海外が舞台の小説のようだが、訳文ものに多いまどろっこしい言い回しは少なくて、読みやすい。
だが。
ポーランドで始まったか、と思えば、今度は時間も場所もとんでヒマラヤ山脈、となっている。
おまけに、当然のことながら登場人物の名前はカタカナ(つまり外国名)である。
ただでさえ、おつむの回転が悪い私の頭はこんがらがり始めた。
だが、テンポのはやいストーリー展開は、そのこんがらがった糸をほぐす時間さえもどかしく、読み進ませてしまう。
やがて、相対性理論やら、量子論やら、私が大の苦手とする物理学が登場したり、遺伝子操作のハナシやらルーン文字、果てはシャングリラまで、私のアタマのなかはますます混沌としてくるが、上巻の半ばまで読み進むと、いままで絡んでいた事象が突如整然と並び始める。
ああ、そういうことだったのか。
と。
高2の時に必須でとらされた世界史が嫌で嫌で仕方がなかったのは、こういうことだったのだ。
つまり、日本史は当然のことながら一国の歴史を過去から現代まで順を追って読み進めばよいのだけれど、世界史は世界各国の歴史を平行に並べて、それぞれを少しずつ解きほぐす。
さっきまでアメリカの歴史をやっていたかと思えば、今度はヨーロッパ、といった風に。
頭の回転が悪い私は、そういう平行で物事を考えることが苦手なのである。
そんな私であるが、この本はそういったことを軽く超越させるおもしろさなのだ。
まるで映画007や、テレビドラマ「24」を思わせるような展開で、ぐいぐいひっぱってゆく。
2週間で上下巻を読んでしまう自信がなかったため、延長予約を思わず入れたが、その必要はまったくなさそうだ。
ただし読み終わるまでは冷や奴三昧のおかずになりそうだけれど。
っと思っちゃいました。リンクを張ってくださって無ければ・・・
matさんでしたか!お久しぶりです!!
本によってはそんなトリックが仕込まれていたりするのですか?
初めて知りました。
「リーディングハイ」、なんか解るような気がします。
そこまで読み込むには、私には時間がかかりすぎる気もしますけど・・
私の友人に歴史本が好きなのがいるのですが、途中をあえて難解にしてるものがあるそうですよ。
作者が読者を選ぶような、そんな時代があったそうです。その苦境?を乗り越えるとリーディングハイになれるそうです・・・ほんとうでしょうか?笑
平積みされているとは・・
英語自体がシンプルだからでしょうか、それとも訳者が上手だからでしょうか、文章にリズムがあってまったく違和感なく読み進めることができました。
ふふ、マーブリさんの感想が聞きたいですー!
理系の専門的なところは理解しきれないと思うのですが英語自体はシンプルで難解な文章ではないので案外読みやすそうです。面白いのが一番ですよね~!楽しみ。
さすが!!!
映画を見るとき、コンサートに行ったとき、外国文学に触れたとき、は語学に堪能ならばどれほどいいか、と思わずにおれません。
TOEICで900点超えを果たしたマーブリさんには憧れを通り越し、尊敬のまなざしです
この作品、原書で読むと当然のことながら、物理学の用語も英語やドイツ語なんでしょうね。
訳本では、カタカナでドイツ語やオランダ語を書いてくれてはいましたが、やはり本来の雰囲気が出きっていない気がしました。
大学での第二外国語を中国語で乗り切った私は
「ダンケ」くらいしかわからなかったです・・・
理系のさとちゃんなら、すいすい読めちゃうと思うよ。
理系のセンスゼロの私は、かみ砕くのに疲れるところもあるけど、ほんっと面白い!
昔と違って、訳もこなれてきてるんだね。
名前を除けば、外国の小説だと感じることなく読めたわ。
このひとの別の作品も予約しちゃった。
さとちゃんの街の図書館にはあったかな?
今読んでいるのが終わったら読んでみようかな。
ちょっと今からアマゾンで検索してきます。
こっちの図書館にもあるかな?