ワタクシの同世代(40代前後)は子供のころ、親御さんから「テレビばっかり見てないで勉強しろ!家の手伝いしろ!」とか、「テレビばっかり見ていたらバカになるぞ!」なーんて言われて育ちました。まだネットもスマホもなく、ゲームといってもファミコン(初代)やスーファミ程度しかなかった時代のこととて、「電機関係」のガキの娯楽がその程度しかなかった、のどかな時代の話です。
ところがワタクシも、名実ともに「中年」と呼ばれるようになった昨今、「『テレビばっかり見ているとバカになる』のは本当だったんだ!」と思い知らされるようになりました。
ワタクシは現在、フネに数日間乗りっぱなし、というような商売をしています。
いちど出航したら何日間かは帰港できません。
狭い船内のこととて、娯楽は限られます。ここでその「娯楽」に、それぞれの個性が出ますが、大まかにわけると2つに分かれます。
ひとつは「自らを高めるものを自ら準備して備える者」。いまひとつは「噂話や内輪話、テレビ視聴にうつつを抜かす者」です(※日本近海ですと、地上波はムリでも、BSは視聴できるんですよねこれが( ゚Д゚))。
面白いことに、後者に多いのは若者ではなく、ワタクシより高年齢、令和2年現在、50代~60代前半に相当する人間です。
ここでワタクシが前のフネで満3年間見続けた、「ゴミの後者」の代表格を紹介します。
青森生まれ北海道育ちのI氏。今年3月に定年を迎えた60歳。
彼には社会常識や公衆衛生の概念がありません。
たとえば日本の歴史…そう、小学校高学年以上の学歴を持っていれば誰でも暗唱できる「縄文時代」から「令和」に至るまでの各時代を正確に言えません。奈良時代と平安時代の順番、鎌倉時代と室町時代の順番を平気で間違えていました。60歳なのに。
また文章を書かせれば、信じられない書き間違い(パソコンなので変換違い)を何十か所もやります。
日常生活においても、トイレのあとに手を洗わない、食い物には意地汚い(好物が出れば、平気で若手にタカろうとする)、言うことととやることが常に食い違うなどといった人格障害が多々見受けられ、若手からは蛇蝎の如く嫌われていてもそのことに一切気付いていない。年齢に見合った知識を持たず、人生の年輪を何一つ感じさせないベニヤ板の如き男…それがI氏(ベニヤ板に失礼でしたm(__)m)。
そんなI氏が沖に出ている間の趣味といえば、1人1個と決められている夜食のカップ麺を2個奪い、それに醤油と胡椒をドバドバ流し込んで食うことと、大音量でテレビをボーっと眺めること。
ちなみにI氏は、カップヌードルシーフード味以上の味がわからない味覚音痴でもあります。
口を半開きにし、もはや原型をとどめない色を成したカップ麺を傍らに置き、普通の聴力を持つ人間なら耳をふさいでもまだ足りない音量でテレビを何時間も見続ける老人を見て、ワタクシは「ああ、こういう老人には絶対ならないようにしよう」との思いを強くするとともに、こういった廃人を虜にするテレビの魔力に、改めて恐怖を感じたものです。
この4月に3年間乗り組んだフネから、同じ船籍港の別船に乗り替わったのですが、3年間乗り組んだ前のフネでも現在のフネでも、I氏のような状態でボーっと、いつまでもいつまでもテレビを見続けているヤツは多数おり、そのほとんどは冒頭お話ししたとおり、ワタクシより年上の実年層ばかり。ちなみにそれらの者は例外なく、低IQ・仕事チャランポラン・性格最悪というワタクシ統計結果( ´艸`)が出ております。
以上の結果から、エビデンスこそ不明なれど、テレビにはバカ人間を引き付ける誘蛾灯のような能力と、バカ人間をさらにバカにする魔力があり、その罠にハマりやすいのは、生まれながらにしてスマホやネットなど、テレビ以外の電機娯楽に習熟している若い層より、テレビ以外の娯楽がない時代を永く過ごした実年層のほうである…ということが言えます。
これに関連した話として、今回のコロナ騒動での自宅待機に起因し、普段であればワイドショーなんか視聴しない一般サラリーマンの方々が、連日ワイドショーを見続ける機会ができたそうです。
で、そうしたサラリーマン諸氏がワイドショーを視聴させられ続けた感想の大多数は「こんな偏向報道を毎日見ていたら頭がおかしくなる」「こんなものを見続けたら悪い方向に洗脳される」だったようで、「テレビを見過ぎるとバカになる」という仮説を裏付ける結果となっています。
したがって、「テレビっ子」ならぬ「テレビオヤジ」が跋扈し、それがいざ仕事の局面となれば「長」「参謀」「現場監督」に早変わりするフネ…考えただけで恐ろしいですね(;^ω^)。
え、「じゃあオマエのオキにおける勤務時間外の過ごし方はどうか」ですって?
…ワタクシにあっては積ん読の解消・弊ブログやその他の原稿書き(別にお金になるものじゃなく、別名義でやっている別の文章遊び)・格闘技に資する各種トレーニングが忙しく、テレビなんて見ているヒマはこれっぽっちもない!
THE BLUE HEARTSの名曲にして、ワタクシの人生の一曲「夢」2番歌詞のように「あれもしたい!これもしたい!もっとしたいもっともっとしたい~!」(仕事以外)なんです(;^ω^)。
テレビはご飯のときだけ。これがイチバンいい付き合い方ですね(;^ω^)。
ところがワタクシも、名実ともに「中年」と呼ばれるようになった昨今、「『テレビばっかり見ているとバカになる』のは本当だったんだ!」と思い知らされるようになりました。
ワタクシは現在、フネに数日間乗りっぱなし、というような商売をしています。
いちど出航したら何日間かは帰港できません。
狭い船内のこととて、娯楽は限られます。ここでその「娯楽」に、それぞれの個性が出ますが、大まかにわけると2つに分かれます。
ひとつは「自らを高めるものを自ら準備して備える者」。いまひとつは「噂話や内輪話、テレビ視聴にうつつを抜かす者」です(※日本近海ですと、地上波はムリでも、BSは視聴できるんですよねこれが( ゚Д゚))。
面白いことに、後者に多いのは若者ではなく、ワタクシより高年齢、令和2年現在、50代~60代前半に相当する人間です。
ここでワタクシが前のフネで満3年間見続けた、「ゴミの後者」の代表格を紹介します。
青森生まれ北海道育ちのI氏。今年3月に定年を迎えた60歳。
彼には社会常識や公衆衛生の概念がありません。
たとえば日本の歴史…そう、小学校高学年以上の学歴を持っていれば誰でも暗唱できる「縄文時代」から「令和」に至るまでの各時代を正確に言えません。奈良時代と平安時代の順番、鎌倉時代と室町時代の順番を平気で間違えていました。60歳なのに。
また文章を書かせれば、信じられない書き間違い(パソコンなので変換違い)を何十か所もやります。
日常生活においても、トイレのあとに手を洗わない、食い物には意地汚い(好物が出れば、平気で若手にタカろうとする)、言うことととやることが常に食い違うなどといった人格障害が多々見受けられ、若手からは蛇蝎の如く嫌われていてもそのことに一切気付いていない。年齢に見合った知識を持たず、人生の年輪を何一つ感じさせないベニヤ板の如き男…それがI氏(ベニヤ板に失礼でしたm(__)m)。
そんなI氏が沖に出ている間の趣味といえば、1人1個と決められている夜食のカップ麺を2個奪い、それに醤油と胡椒をドバドバ流し込んで食うことと、大音量でテレビをボーっと眺めること。
ちなみにI氏は、カップヌードルシーフード味以上の味がわからない味覚音痴でもあります。
口を半開きにし、もはや原型をとどめない色を成したカップ麺を傍らに置き、普通の聴力を持つ人間なら耳をふさいでもまだ足りない音量でテレビを何時間も見続ける老人を見て、ワタクシは「ああ、こういう老人には絶対ならないようにしよう」との思いを強くするとともに、こういった廃人を虜にするテレビの魔力に、改めて恐怖を感じたものです。
この4月に3年間乗り組んだフネから、同じ船籍港の別船に乗り替わったのですが、3年間乗り組んだ前のフネでも現在のフネでも、I氏のような状態でボーっと、いつまでもいつまでもテレビを見続けているヤツは多数おり、そのほとんどは冒頭お話ししたとおり、ワタクシより年上の実年層ばかり。ちなみにそれらの者は例外なく、低IQ・仕事チャランポラン・性格最悪というワタクシ統計結果( ´艸`)が出ております。
以上の結果から、エビデンスこそ不明なれど、テレビにはバカ人間を引き付ける誘蛾灯のような能力と、バカ人間をさらにバカにする魔力があり、その罠にハマりやすいのは、生まれながらにしてスマホやネットなど、テレビ以外の電機娯楽に習熟している若い層より、テレビ以外の娯楽がない時代を永く過ごした実年層のほうである…ということが言えます。
これに関連した話として、今回のコロナ騒動での自宅待機に起因し、普段であればワイドショーなんか視聴しない一般サラリーマンの方々が、連日ワイドショーを見続ける機会ができたそうです。
で、そうしたサラリーマン諸氏がワイドショーを視聴させられ続けた感想の大多数は「こんな偏向報道を毎日見ていたら頭がおかしくなる」「こんなものを見続けたら悪い方向に洗脳される」だったようで、「テレビを見過ぎるとバカになる」という仮説を裏付ける結果となっています。
したがって、「テレビっ子」ならぬ「テレビオヤジ」が跋扈し、それがいざ仕事の局面となれば「長」「参謀」「現場監督」に早変わりするフネ…考えただけで恐ろしいですね(;^ω^)。
え、「じゃあオマエのオキにおける勤務時間外の過ごし方はどうか」ですって?
…ワタクシにあっては積ん読の解消・弊ブログやその他の原稿書き(別にお金になるものじゃなく、別名義でやっている別の文章遊び)・格闘技に資する各種トレーニングが忙しく、テレビなんて見ているヒマはこれっぽっちもない!
THE BLUE HEARTSの名曲にして、ワタクシの人生の一曲「夢」2番歌詞のように「あれもしたい!これもしたい!もっとしたいもっともっとしたい~!」(仕事以外)なんです(;^ω^)。
テレビはご飯のときだけ。これがイチバンいい付き合い方ですね(;^ω^)。
今回は「タマゴとニワトリはどっちが先か」みたいな問いかけであり、「バカはムダによくテレビを見る」のか「テレビを見すぎるとバカになる」のかのうち、後者にスポットをあてたものです。
従いまして、老骨武道オヤジさまのおっしゃられる「バカは何をやってもバカになる」も大変正論であるのは論を俟ちません。
今回はあくまで、老骨武道オヤジさまの逆側の視点だけに立った、また、ワタクシの身の回りに起こりまくっていること(;^ω^)を抜き出して書いたものだということでご寛恕頂ければ幸いでございます。
こういう言い方をすると語弊があるかもしれませんが、老骨武道オヤジさまとおんなじ入口から武道・格闘技に入ったワタクシ、老骨武道オヤジさまの姿勢や取り組みに敬意を表しますとともに、ワタクシも訓練に寧日なき日を送るよう、努力いたします!押忍!