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ぼちぼち、再開して行こうと思いますが、再開第1弾は『 今日の一花 釜無ホテイアツモリソウ』です。
6月中旬に長野の入笠山に行ってきました。
和蘭の王様と呼ばれる『釜無ホテイアツモリソウ』を見たかったんです。
国内で自生している固体数は100個体程度と推測されている幻の花で、環境庁レッドデータブック絶滅危惧種1A類に指定されています。
1960年代半ばまでは堆肥にしたほど群生していたそうですが、山野草として人気が高く、盗掘がひどくて絶滅の危機に瀕してしまったそうです!
山はガスがかかっていて、途中から雨も降ってきましたが、名前の通り布袋様をイメージするちょっとユーモラスな花に出会えました。(梅雨時とは分かっていましたが、この時期が釜無ホテイアツモリソウの花が一番美しい時期なんです。)
花を見た場所は実は完全な自生地とは言えず、復活を実験している実験園でした。ゴンドラ山頂駅から、少し登ったところに、鹿避け(人よけ?)のフェンスに囲われた実験園がありました。監視カメラで監視されながら山の花を見るのは、なんかちょっと変な気分でしたが、仕方ありません。 (あっ、それに山荘の前の花壇に1株だけ咲いていました。)
現在、近隣の学校や研究機関でも復活の実験等が行われているそうです。
釜無ホテイアツモリソウ・・・ガンバ!
【データ】
アツモリソウ(敦盛草 )は 蘭科の植物で、ピンク色の花の袋状のところを、平敦盛(たいらのあつもり)が背負った「母衣(ほろ)」に見立てて名づけられました。
入笠山近くの釜無山の裾にたくさん咲いていたので「釜無ホテイアツモリソウ」の名称になりました。
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