時のしずく

COCCOのフォトダイアリー

栗田美術館に行って来ました♪

2014年01月17日 03時39分43秒 | 美術・工芸
栃木県足利市にある伊万里や鍋島の陶磁器を展示している「栗田美術館」に行って来ました。

友人に誘ってもらうまで知らなかった美術館でしたが、わざわざ東京から行ってよかったと思える美術館でした。
小さな山も含めた3万坪という広~い敷地にたくさんの建物があって、庭も美しいし、神社や茶室もあるし・・・山草園までありました。ピクニック気分で来てもよさそう♪

「伊万里・鍋島を所蔵する世界最大級の美術館」と謳っているとおり、コレクションは個人が収集したとは思えないほどの充実ぶりです。資料館も、伊万里の歴史や作品の変遷などが分かりやすく展示されていて、見入ってしまいました(^O^)

伊万里というと、ヨーロッパ等にも輸出されたド派手で大きな「金襴手」の壺や皿などがインパクトがありすぎて、あまりいい印象がなかったし、「柿右衛門様式」の作品も赤の発色についての逸話が良く知られていますが、私には描かれている絵が力が弱い気がしてそんなに好みではなかったのですが・・・

展示を見ていると、これらを収集した栗田英夫さん(元衆議院議員・平成8年没)が、大作や名作ではない日常使いの器などにも無名の陶工の深い含蓄を感じて、これらを深く愛していることが良く分かります。私も素朴な初期伊万里や中期の伊万里の作品に、心打たれるものが多くありました。
そうそう、伊万里にも「青磁」や「白磁」の品があるんですね。台北の故宮博物館や東京国立博物館で見た龍泉窯の壺と似たものもありました。青磁も艶やかで品が良くっていいですね♥

それに、もともと大好きな鍋島もたくさんあって、ホント、嬉しかったです。
鍋島は、絵に独特な雰囲気があって、絵を見れば鍋島って私でもわかります。その絵はおおらかでのびのびしていながら、現代のモダンデザインにも通じるところがあって、とってもおしゃれ!
・・・なんとなく見ているとニッコリ(#^.^#)しちゃうんですよね~♪ 

帰りに、栃木県下都賀郡岩舟街にある「みかも山公園」の大温室に寄って、見慣れない南国の花も撮ってきました。
花の写真を撮るのは楽しい!

っていうことで、楽しい楽しい有給休暇の一日でした(^O^)

●栗田美術館の本館




●栗田美術館 陶磁会館(正面)とミュージアムショップ(右手)



●みかも山公園の温室にて ドンベア(アフリカ・マダガスカル原産 アオギリ科)


●タッカ・シャントリエリ(タロイモ科)




あっ、肝心の陶磁器の写真がありません。撮影禁止だったので・・・許されたしm(_)m











コメントを投稿