寝屋川市~香里園 | ピアノ ボイストレーニング教室 Abe Music Studio

指導歴45年、
だから感じることを書いています ♬
グランドピアノ3台あるお教室です♪

ピアノを弾く小さな手

2022-08-08 | 音楽

ピアノを弾くには、小さな手よりも大きな手の方が有利と言われています。私は手が小さいし指も細いです。でもあまり困ったことはありません。確かに音量的に弱かったり、(これは痛感するときがあります)これは無理だなという曲もありますが、そういう曲は無理して弾いてこなかったせいかもしれません。

 
小さい子供の場合コンクールの課題曲が手が
小さくてとどかなかったりする場合がありますが、いつも簡単に、「あと3ヶ月で伸ばしてとれるようにして」と簡単に言っています。それでだいたいみんな取れるようになってきます。
『幼児のためのプレピアノランドコース』では指のストレッチを教えています。ピアノを弾く前はストレッチをすることを習慣付けた方がよろしいでしょう。歌の場合も必ずストレッチをしますよね。発声練習の前に体を動かします。バレエや他のスポーツでもそうですね。
 
大人の方の場合は無理をして幅を広げて親指が硬直していたり手のアーチがつぶれていたり緊張して腕や手首
がカチコチになっている場合がほとんどです。そこからほぐしていかないといけません。『いつも緊張して硬直しても取れないものは取れない、それより指と指の間を1 mm ずつ広げて!』とこれも簡単に言っています。
手の水かきの部分を少しずつ広げれば手の幅は広がります。私は小学生のころからオクターブは1-4で弾いています。年齢は関係ないです。無理なやり方でなければ60代70代の方もストレッチで広がります。後は手の使い方ですね。
よく手の大きな人が半音階を弾くと鍵盤に手が挟まるということを笑い話のように聞きます。でもこれは本当です。それに比べたら手の小さい方の方がラッキーかもしれません。
 
背の低いバスケットボールの選手もいて高得点を出す方もいますので、諦めないで良い練習の仕方を探りましょう。
 

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