今年もショパン国際ピアノコンクールが開催されます。
コンクールは才能を持った人が努力をして、もって生まれたコンクール体質?で勝ちに行くというまあ過酷なところで、生徒さんたちが受ける国内コンクールではないのでいつも気軽に楽しんでいます。(すいません)
前回のショパンコンクールで音大出身者でない方がずいぶん出られていました。私の押していた沢田省吾さんも医学部の学生で今もってどちらもしているダブルメジャー!
沢田さんの師の言葉がすごく共感できて「あなたは評価されたいという次元とは別のところにいるので、あなたの音楽には自由がある。素晴らしいことなので今後も医学もピアノもどっちもやりなさい」
自由がある!いい言葉ですね。ピアノだけ専門にする意義ももちろんあるけれど、がんじがらめになることがあるのです。選択技は多くあった方がいいと思います。それだけ豊かになれます。私がいつも歌も歌えてピアノも弾けて両方できるようにと生徒さんにいっているのは、私がそうだったからです。ピアノに疲れたら?歌の練習をして逃げ道?を持っていたから続けられたことと、私もご指導いただいた先生方に両方することに理解をしていただいていたから。
私がバッハのセミナーを10年受けている上杉先生も病院長でピアニストです。
そして、前回のショパンコンクール セミファイナリストの角野隼人さんもそこでの葛藤があったとのこと。でも自分の枠を決めないで、自分の信じる道を歩んで欲しいと切に願っています。