暗譜
2023-11-18 | 音楽
コンクール、発表会などピアノは 暗譜をして弾くのがほとんどです。
演奏中ににもし忘れたらどうしよう !真っ白になったらどうしよう!と常に思っていた時がありました。
かなり昔に、演奏会前のピアニストに暗譜はどういう方法でやっていますかと?質問したことがありました。その方は 楽譜を1ページずつ写真のように頭の中に映し出すと言っていました。その時は私には無理!と思いましたが、一部だけでも真似をしてみようと思い 最初のページだけとか、調子が変わるところ、再現部など曲を分析して印象的なページ やその一部分を記憶に残すようにしました。それをするようになってから非常に細かく 楽曲分析をするようになり、楽譜のページを写真として脳の記憶に残す練習を積みました。おかげさまで 全部は無理ですが、3ページ目の一番下 とか一部分の楽譜の写真を脳に残すことができるようになりました。
これは生徒さんにもいってるのですが、小学校低学年まではなんとなく指が覚えてくれていますが、 高学年になると 曲も長くなってきますので きちんと 楽曲分析をして暗譜をするということをしていかないとできなくなってきます。この部分から弾いて!と言ってすぐ弾けない人は、楽譜が頭に入っていなくて、ただ指の感触だけ?で弾いています。長時間 弾いていたら覚えるというのは幻です!
このやり方は バイオリニストの千住真理子さんも、写真として脳の中に 楽譜があるとおっしゃっていました。きっと こういう方達は全ての楽譜が脳に収まってるんでしょうね。