ハーバード大学は「音楽」で人を育てる──21世紀の教養を創るアメリカのリベラル・アーツ教育
なぜアメリカには音楽学部は、音楽大学ではなく、総合大学にあるのか? ハーバード大学の場合 Commitment to liberal arts & sciences is at the core of Harvard College's mission: before students can help change the world, they need to understand it. The liberal arts & sciences offer a broad intellectual foundation for the tools to think critically, reason analytically and write clearly. リベラル・アーツと科学の教育はハーバード大学にとって最も中心的な教育理念であり目標です。 学生達は世界に貢献できるようになる前に、まずはリベラル・アーツと科学の教育を通して広い知識の基礎を学び、比較分析力、判断力、表現力を得るのです。 『ハーバード大学は音楽で人を育てる』によると ハーバード大学の一般教養科目はカテゴリーに大別されている 美学的・解釈的理解 文化と信念 経験的・数学的思考 論理的思考 生態体系の科学 物理的宇宙の科学 世界の諸社会 世界の中心のアメリカ合衆国 この中の「美学的解釈的理解」カテゴリーの中に芸術関連科目が含まれていて。 このカテゴリーの目的は、文学・絵画・彫刻・建築・音楽・映画・舞踏・宗教・装飾などの文化的表現を、理論的かつ批判的に解釈し、芸術の世界と知的に関わり合うこと 芸術の世界と知的に関わり合うこと 。私は45年間音楽教育を通して1000人以上の人の人生の一コマを見てきました。人としてこれこそまさに教養人!として生きてほしいと思っています。 Faculty of Arts and Sciences (芸術科学学部)には7つの学問(文法・修辞学・論理学・算術・幾何・天文・音楽)がすべて入っているそうです。 芸術科学学部の学生達はそれらのクラスをまんべんなく履修しないといけないのですね。 それだけ音楽の授業の価値を感じているってことなんですね。 日本の総合大学、音楽大学はここまで徹底しないですよね。 ちょっと残念です。 だからこそ、 スポーツ得意な子も、 お勉強が得意な子も、 女の子も 男の子も 是非是非、音楽、ピアノでバランスの取れた人間形成を!当教室は男子の割合が多いです。それは私がピアノは女の子だけのものではないと言っているせい?かもしれませんが紳士的な教養のある人に育ってほしいと常に思っています。