日々の雑感をお話しする(時々動画)ブログです。

仕事漬けの毎日なので、仕事の話は多いですが、色々話します。

草の海

2023-06-10 20:22:54 | 日記
そういう題名の本を昔読んだ。椎名誠の本。
モンゴルへの紀行エッセイだったが、世界中自由気ままに旅が出来ていいなぁ
、と思いながらこの人の本はほとんど読んだ。

俺が行くのは、太陽光発電所という草の海。
物凄い草だ。地面の様子なんかわからない。
記憶を頼りに歩いていくんだけど、人間の記憶って曖昧なもんだ。


草の海の下に側溝があり、グレーチングという網の蓋から足を滑らせて転んでしまった。左足が側溝の中に入ってしまったので、小内刈りをかけられたようにストンと転んだんだが、顔面を強打しそうだったので手を出した。転んだときに手をつくと手を骨折するんで、あまり良くないのだけれど、顔面を鉄製のグレーチングにぶつけそうだったので、手を犠牲にすることにした。いや、本当に転ぶ1秒もあるかないかでそんなこと考えてるんだよ。
すっかり忘れていたんだけれど、股関節と右手の平の付け根が痛いので良く見たら手が赤く腫れていた。
天気が悪いし、スッキリしないね。
でも、発電所の中で物凄い数のアリがせっせと働いていた。「お前らがんばるなぁ」という俺なんか無視してひたすら働いている。
一番働いている奴は、一番外側でひたすら頑張り時には犠牲になって巣を守っていく。何事も一番あとでな。敵が来たら身を挺して巣を守り、しかし、一番蚊帳の外で。だよな。
「お前ら俺とそっくりじゃないか。それで満足か?」
それに答えることなんかあるはずもなく、働き続けている。
時々、「俺は一番愚か者かもしれない」という強迫観念に襲われるが、どうすれば正解なのかわからない。ものすごい愚かなことをしているかも知れない。
それはわかっているんだよ。
でも、そう遠くない将来全て終わる。
だからいいか。

精神安定剤(電験沼に足を滑らせる)

2023-06-08 22:33:59 | 日記

ちくしょう!
まだ6月なのに台風が多すぎるよ。
電気(自分がカバーする範囲の)は雨・風・雷にめっぽう弱い。
台風の最中に呼び出されて電柱の上にある開閉器を投入して停電を復旧させたなんて1度や2度じゃあない。低圧、100ボルトや200ボルトの照明や機械に水がかかり漏電を起こし復旧させたなんて数えきれない。
台風は雨を巻き上げて降らせる。だから電気室などの思いもよらないところから水が入り、停電を引き起こす。
それはいいんだよ。仕方のないこと。
いつも覚悟をしていつでも出動できるようにしている。
んだけど、何度も言うが2019年の台風19号は完全にトラウマになっちまった。川の濁流が渦巻くのを見ながら橋を渡ったのは始めてだったし、手を伸ばせば触れるくらいに近くに渦巻いているのが、クルマのヘッドライトで見えるなんて信じられなかった。
かなり大きな川なんだよ。そして、昔から洪水に苦しめられた町なんで堤防から向こう岸の堤防の距離は長く広い。
そこが堤防に上ギリギリまで水が来たのを見たのは初めてだ。
本当に怖かった。
それからは、台風が発生するとその進行予想を何度も見てしまう。
もうあんな目に会いたくない。
という度胸のない話なんだけど。
落ち着いていられないから突然数学の本を広げて読みだした。
ついでに電気書院に、4科目の「1次試験過去問15年」を発注してしまった。
何をやってるんだ俺は。
電験2種は何度も受験を試みたが、仕事のスケジュールの都合で欠席と
受験に出かけようとしたら緊急出動になって受験できなかったり。
そのうち諦めた。
この歳になってまたやるか?
もう楽しくやってた方がいいじゃないか?
それでいいのか?
人生最大の悔いにならないか?
好きなことをすればいいさ。
じゃあ、電気工学は好きなんか?
それは自分でもわかんねえんだよ。
でも、本を広げている間は集中出来る。
精神安定剤替わりになるのは間違いないようだ。
電験沼にまた足を突っ込のむか・・・
まあいいか・・・

また台風?

2023-06-06 18:57:05 | 日記
明日にも台風3号が発生し、日本に近づいてくる様子との事。
台風は嫌いだ。理由は数日前に書いた通り。くそう、いい加減にしろ!と言ったところで、自然には勝てない。じっと待つだけ。ことが起きたら対応する ということで。気が小さいんだよな。
仕事は誠実にこなすしかない。俺たちでないと出来ないことがたくさんあるから、手を抜かず完結させることだよ。だって、手を抜いたら電気が点かない、後で事故が起きるし。嘘も絶対言わない。全て自分に返ってくるから。
まいったな。1ヶ月で7キロ体重が減ったぞ。まあいいか。多過ぎたからな。
まだちょっとやり残した事があった。
粛々と進めよう。


悪夢

2023-06-04 22:28:21 | 日記
毎晩のように同じようなあらすじの悪夢をみて目が覚める。会社を辞めてからだから23年くらいだ。
夢ではまだ自分は会社に勤めているんだけど、次の勤め先が決まっていないのに人事部に退職願いを出してしまっている。けど、まだ会社にいるんだよ。自分が。行くところがないから。しかし、自分の机はもう無く、なぜか知らない人ばかり。「あの・・・人事部長はいますか?」そう誰か捕まえて聞くんだけれど、全然相手になってくれない。というか、自分がそこに居るなんていうことはみんな無視していて、どんどん仕事をやっている。
「あの・・・間違えて退職願いを出してしまったんですけれど、人事部にそれを撤回してもらうように頼みたいのです。」
そう誰彼構わず話かけるんだけど、みんな無視している。
「やべえ。来月から収入が無くなる。どうしよう。」
すると突然知った顔の上司が部屋に入ってくるんだけれど、やはり俺はそこには居ないように振舞っている。」
諦めて別の部屋に行くのだけれど、知っている同僚が一人も居ない。
「どうなっているんだ?」「俺は本当に不要な人間になってしまったのか?」
だいたいその辺で眼が覚める。喉はカラカラ。頭痛がすることも多い。
時計を見るとたいてい4時か5時くらい。
会社を辞めてからは、安定収入を確保するために東奔西走した。営業に。
物凄い恐怖感は確かにあった。お客さんを得られなければそこで終わりだからだ。お客さんを得ても切られたら終わりだ。切られないように努力をしても切られる時は切られる。
今も心の奥の方では、恐怖感と戦っているのかもしれない。
いや、違う意味で戦っているのかも知れない。自分にはもう存在意義がないんじゃないか。家族にも。ほかの関わっている人にも。近寄らなくなった友達も。
家族に必要なのは、俺自身じゃなく稼いでくるお金。そんな気がずっとしていた。決定的にそう思ったのは、女房が婚約指輪を売ろうとしたことがあってからだ。最近のことだけど。このブログの何回か前に若い時のことを少しだけ書いたが、俺の家は本当に貧乏だった。学生時代は2~3日夜も寝ないでバイトして学費や自分で使うお金を稼いだ。それは就職してしばらくは改善されることはなく、すごく苦労して婚約指輪を買った。35年前に50万円くだいだった。普段もできるファッションリングに近いデザインで、気に入ったようで安堵した。その指輪の費用も、結婚式でかかる費用も、昼は社員食堂で食べると高くつく(社員食堂だから安いんだけれど)ので、毎日自分で弁当を詰めて持っていってお金を貯めた。クルマも持っていなかった。俺のすむ地域でクルマを持ってない人はほとんどいない。電車やバスではどこも行けない。ずっとバイクに乗っていた。雨の日も50キロ離れた職場まで毎日バイク通勤だった。向こうの親は田舎の旧家なのでこちらの事情は全然考えてくれない。きちんとした形にこだわり、俺は結婚式の費用に苦しんだ。当然、親からの援助などない。逆だったからな。
ちなみに、ある若い女性に「婚約指輪を売るということにどう思いますか?」と聞いてみたところ、「私はそういうことにあまりこだわりは無いので何とも思いません。」という答えが返ってきた。今はそうなのかも知れない。
しかし、俺はそれを受け入れることは出来なかった。
俺のすべての愛情を売ってしまわれる気がした。
壊れたメンタルはさらに粉々になった気がした。
なんのために苦しい思いをして働いているのか、ますますわからなくなった。
そして、自分が生きている意味も分からなくなった。

今日は、暑くなったが仕事はうまくいった。そこの事業所の電気主任技術者と元受けの工事会社の人がずっと作業を見ているので疲れたが、よくあることだ。


請負契約

2023-06-03 21:56:40 | 日記
明日は急遽バイオマス発電所の年次点検を請け負うことになった。
応援の業者仲間も1人確保した。
すごく細かいことを言うので、嫌気がさしてくる現場。そして暑い。
電気主任技術者は選任で居て、しかも電験1種を持っている。
「1種持ってるけど、現場は知らねえな。」そう感じた。
大切なのは免許の種類よりも現場実務がどこまでできるかだ。
と力んでも仕方ない。
昨夜の雨で2019年の悪夢を思い出し、うとうとすると本当の悪夢を見て目が覚め、今日は寝不足で思考力は低下。明日の請け負った仕事をするために、明日行く予定だった月次点検も今日大急ぎで回って来た。
月曜日にあと3件回れば今日と昨日行ったお客さんは全部終わる。終わらせなければならない。期日が決まっているから。
人は自分のことしか考えられない。
じゃあ、俺はなんのためにそんなに働くんだ。
なんのために頑張って働いてきたんだろう。日に焼け、熱中症になり、埃と泥だらけになり、墜落しそうになり、寝ずに、休まずに、ケガをして、倒れて、なんのために頑張ってきたんだろう。俺は・・・
夢の如き人生。全ての望みは夢と消えた。欲しかったのは愛情だ。
みんなには普通に手に入るもの。俺には手に入らないもの。
人のために命がけで動いても何も手に入らない・・
それでもまた明日から働く。なんのために?
望みなんか抱いてはいけなかった。だけど、またバカのように頑張るだろう。
俺は、望みなんか抱いてはいけないんだよ!