アメリカのお友達から来た、早めの年賀状(クリスマスカードに、新年おめでとう、と記したグリーティング)をながめながら、ひとりではないことの豊かさに包まれて、年越しそばも、無事終え、あとはただ近在のお寺の鐘を待ちます。テレビの除夜の鐘は手っ取り早いけれど、あまりテレビを好まないわたしは、ガラス戸を少しだけ開いたまま、夜中の12時を待ちましょう。ただ今の外気温は5℃、室内は21℃。お風呂あがりの火照りを冷ますために外に出てみる。ここは東京多摩。濃紺の夜空には満天の星・・・・けれど不憫です、新潟やら、北海道、北の地方の人たちは大雪でとても困っています。それから、南の地方のわたしの郷を思います。羽田から飛行機に乗って・・・・、里帰りは難しそう・・・昨日の昼、運転中のフロントガラスに一瞬だけみぞれが降りました。今夜あたりの、多摩川の河川敷に留まる家なき人たちの凍える寒さを忍び、哀れに思い、ただ出来ることは、祈るのみ。風が吹きませんように・・・・温い場所が見つかりますように。
今夜が過ぎると、あした。 目ざめるあさは一日の始まり。それは一年の初まり。日常、なのに不思議に新鮮な響き こうしてひとは 日常の果てに老い、永い休みにはいるのでしょう 。好きな詩は ロバート・フロストの森の詩です。 森は暗く深く優しくそして遠い。けれども私達は行かなくてはいけないのです。・・・・人生の森・・・・かつて昔々高校生のときの英語の教科書にあったその詩に、わけもなく心惹かれて、以来ずっと森が好きで、す。雪も、みぞれも、霜も、好きで、す。霰は別。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます