先日お客様からお電話ありました。「 」お客様 『 』私
「腕時計の中が曇りが出てきて、少し水滴のようなものも見受けられるのだが、対処出来ますか?」
『ケースから時計ムーブメントを取り出し、数日乾燥させて解消できるかもしれません』
「あっそうですか、ではそちらに行きますのでよろしく」
上記内容の会話が2日続けて別のお客様からありました。
夏のダメージが時計に出てきたのではないか?と心配もありました。その2人のお客様当日にご来店頂きましたが、お2人とも持参した時計が【電波時計】だったのです。
それぞれシチズンとセイコーのお品物でしたが、症例は全く一緒でした
問題は【電波時計】ということなのです。
電波時計は裏蓋を開けることもメーカーによっては禁じられていて、全て【メーカー対応】が基本になっています。ですから簡易的な作業でも、ムーブメントを取り出すような行為は出来ませんので、お客様には、内容お伝えし、メーカー送りの了承を得ないと時計が元通りになる選択肢はありません。
今回は水気侵入による乾燥依頼でしたが、「針が外れた」「植時取れた」「カレンダー枠外れ」など機械取り出しが必要な作業は当方では行うことが出来ません
事前にお電話いただいていたのに「ご依頼品が電波時計」であること確認出来ず。「お客さまにはご迷惑かけてしまったなぁ」と反省しています。
電波時計は、動作中は「とっても良い時計」だと思いますが、トラブル発生時には、復帰まで時間が掛かります。