ブライトリングのお品ものです。電池交換のご依頼です。
2針、下部にデジタル表示 時計・日付・アラーム・ストップウォッチと多機能なお品物
「外部からの操作はリューズのみ、針とデジタルの時刻合わせ?どうやって合わせるのか?」と思っていた所、お客様から「以前当店で電池交換しましたよ~」と裏蓋にも当店で電池交換実施した日付記入もありました。
数年前のことですので、操作方法に関しては全く記憶が戻ることは無く、電池交換後に表示点灯しましたので、いくつかの操作もしてみましたが、思っている感じとは全然異なります。
「過去に自身が手掛けているとなればその時に取扱説明書を見ているはず・・・」と当店保管分の資料も探しましたが見当たらず。懇意にしている時計部品屋さんにも問い合わせましたが、「取扱説明書自体無い」とのお返事
ネット検索でいくつかのキーワードから探した所、普段の調べものよりははるかに時間が掛かりましたが、取扱説明書の日本語版が見つかりました。
見つけた取り扱い説明書を印刷し、お客様のお名前記入して保管、次回使用は数年後になりますが、「今、出力しておかないと忘れてしまう」不安もあるので紙媒体としての保管が大切だと感じています。
取扱説明書見ながらの作業で時刻合わせは出来ました。久々に「無理かも・・・」と焦りました。
リューズ操作に特徴があり、説明書が無い状態では合わせも出来なかったと思います。
本来であれば、このような経験を積み重ね「経験値」としてお客様のお役に立てる範囲が広がっていきますが、『忘れてしまう現実』もある事を思い知りましたので、「記憶を記録する行動」も必要な事と改めて感じました。