電波ソーラータイプのご依頼が急増しています
「止まった」「時間が合わない」「カレンダーだけ合わない」「デジタルと針が同期していない」など不具合内容は様々あります。
多くの依頼品に共通していることとしては「充電不足の可能性」です。
引出しに閉まっていた。購入時の箱に入れていた。が多い保管方法のようです。
「光を浴びて充電」「充電した電気は内部2次電池へ」「その蓄えた電力で時計が動作」「電波受信もその電力使用します」って感じでご案内しています。
多くのお客様へ「まずは1週間程度ご自宅の窓際へ置いてください」とご依頼しています。
その結果「動作していない場合」はメーカーでの対応になります。(電波時計の修理は一般時計店では実施出来ず全てメーカー対応になっています)「動作してるが、合っていない場合」は初期設定の異常が考えられるため設定し直しで動作することもあるためお預かりして作業します
結構大変なのが、「このお預かりしての作業」です
理由は「各社各機種異なる設定方法」これに尽きます。
同じ2時位置のボタンも「Aボタン」と呼ぶメーカーもあれば「Bボタン」と呼ぶメーカーもあり、設定順序が異なっていたりします。
また同一メーカーでも製造年代で合わせ方が異なるため、毎回各社取扱説明書を読みながらの作業です。
また目視出来ない『電波』が相手なので、設定後の様子見期間がそれぞれ異なります。
「設定終了翌日には時計は合っているがカレンダーが合っていない、だがその2日後にカレンダーも合うようになる」と言うかなり珍しい事もありました。
普段はリューズ回して「ハイ!合いました」とお渡ししていますが、電波はそのようにはいきません。
『動作中は何も問題ない良い時計ですが、不具合時には結構大変な時計』が電波時計かもしれません。
不具合発生リスク低減には日頃の充電が非常に大切です。
またこれから寒くなると袖が隠れ使用中の充電が期待出来なくなります。
「保管場所を窓際へ」して頂くようにお願いします