智の庭

庭の草木に季節の移ろいを感じる、日常を描きたい。

ワインとオペラコンサート

2009年08月11日 | 読書、観劇、映画
先日の日曜日の夜、ホテルオークラで、オペラコンサートが開かれた。

バロン・オークラが、ワインとクラシックコンサートを愉しむ趣旨で、定期的に開催している。

今回は、私の友人、ミエコお姉様がオペラを歌われる、ということで、

私の夫とおめかしして伺った。

夫は始めてのホテルディナーショーということで、散髪屋で髪を整える。

私も、出番の無かったサマードレスを着て、お化粧に念を入れる。


オークラ別館12階に到着。

夫は、先をずんずん歩いて行く。(夫の足は速い)

私は、5歩後から追いかけて行く。(いつものパターン)

ホテルのボーイ達が(スタッフというべきか)が「どうぞ」「どうぞ」と通してくれるが、

不思議だ、予約してあるのに、その有無も聞いてこない、

そして、舞台正面と思しきVIP席に通された。

しばらくして、ボーイが恐る恐る

「あの、、、予約はお取りでしょうか、、、」

私「ええ、○○××で予約を取りましたが」

ボーイ「そっ、それでしたら、席をこちらにご用意しております。移動していただきたいのですが、、、」

私と夫、目をかわし「やっぱり・・・」


数日前に、ミエコお姉様に、出席の意を伝えた折、

お姉様からホテルに「良しなに計らうように」言ってくださるとのことであった。

そのとき、もう一組、私達と同姓の方が予約していて、

その方は某区の区長さん、とのことであった。

夫の容貌から、なにやら誤解を受けたのであろうか。


夫は、スキンヘッドに近い五分刈りである。

眼光は鋭い。

日に焼けた肌。逆三角形の体つき。

以前、銀座のデパートで、紳士服オーダー売り場で、

並み居る男性店員の全員から平身低頭で、はっはー、殿様・・・という扱い。

特殊業界に属している人に見られているに違いない。

そう。

植木職人の井出達なら、少し迫力のあるオジサンなのだが、

ブレザーなどをビシッと決めると、かなり迫力がある。

本人はチョイ悪を目指しているが、

私には、かわいいブルース・ウィリスなのである。

続く


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