NYくいしんぼうともさまのおしゃべりタイム

NY生活のなかでのつぶやき→帰国後の日本の生活の中でのつぶやき

枠にはめない

2010年11月30日 | Weblog
  
今日見たテレビ番組で「その通り!!」と共感してしまった・・

前にも書いたけど、お一人様の習慣はテレビをつけっぱなし
動きながら見ているから一つのトピックでも途中から見たり、
途中で見なかったり、チャンネルをよく変えたりするから、雑学をかじっているかんじだ!
だから、何チャンネルで、何の番組で見たか分からなかったりする
ちょっと見た番組について人に説明したり、感じたことを伝える時は「何かの番組で見たのだけど…」とあいまいなる・・・・

日本に帰って来てきてからテレビや町で気になる言動や行動は沢山あるけど、
特に気になることはちょっと「差別用語的」だったり「差別をあおる言動」を
よく聞いて不快感を感じる
それは同じ日本人に対してや、外国人に対してなど様々な場面で感じることがある

日本で頑張っている外国人に対して、
テレビでコメンテーターやインタビューを受けた人が差別ともとれる言動をしている時に
本当に憤慨することもある

今日何かの番組で「中国とどう付き合うか」みたいなトピックでやっていた
この中で、中国で成功している日本人が”秘訣”を言っていた
確実な言葉では覚えていないが、

「自己主張をすること」
「相手を受け入れること」
「コミュニケーションをとること」
「枠にはめない・とらわれない」(○○人は~だね。のような)


中国人だけでなく、どの人との関係でもこれは基本だ
日本では「枠にはめる」事がよくあるし、「相手を受け入れる」事をしないことがある
特に、海外に住んでいたら価値観の違いや国民性の違いは強く感じる
だからこそ中国で成功している人達が言っている言葉はとても共感できる
でもそれは日本人の中でも同じ
この番組を見て前から思っていた横綱白鵬のことを思い浮かべた

私は相撲ファンでもないし、よく知らない
でも横綱白鵬はすごいと思っている
以前調べたら15歳くらいから日本に来て、あまり期待されなかった小粒の白鵬が、
努力して開花した関取だ
言葉やコメントもとても上手で日本人の私も自分の日本語力や長く英語圏にいたのにも関わらず、英語力のことを考えると白鵬は見た目の印象も実力も横綱の名に恥じない人だと思う
やさしそうだし

つい先日,横綱白鵬が連勝して記録に挑戦していた時、
「日本人じゃないのに塗り替えて欲しくない」のような発言や、
負けて連勝がストップした時も「外国人に破って欲しくなかったからホッとしている」
のようなコメント…

朝青竜の時もおもったけど、確かに素行や行動には感心できないこともあったが、
彼の気質をもう少し受け入れることも必要だったと思う
それに相撲の世界に外国人が入って、活躍すると、批判する
横綱に外国人がなるのは…
みたいな発言をテレビに出ているコメンテーターが言うのは如何なものかとおもったし

そもそも、相撲の世界に外国人を入れた時点で、それぞれの人を認めないといけないし、
受け入れなければならないと思う
それなのに批判的な事を言ったり、差別のようなことを耳にするのは本当に不快である
門を開いておいて、歩いていると足を出して転ばせたり、叩いて負い帰すようで「自分勝手」に感じるのは私だけかな~


日本の社会全体が曖昧でいて「枠」にはまったことばかり…
政治、行政、会社、職場、人々etc...
枠の中はなかったり、枠が硬すぎて柔軟性なしで変わりようがないなど・・・

これから人として、人と関わるには上記の”秘訣”は必須で一人ひとりの認識や意識を変えないといけないのではないかな・・・

「枠にはめない・枠にとらわれない」
「受け入れる」
マルティカルチャーに必要だ!!





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