埼玉のかあちゃん社長奮闘記_サステナブルな毎日

起業して20年超。藍染めを傍らに太陽や風、星や花の声を聴きつつ埼玉とみなかみを行き来する埼玉のかあちゃん社長奮闘記です。

「貧乏って、何?」という娘に

2010-04-29 19:00:39 | ライフ&ワーク
「すっごい貧乏な時、あったよねー」という話しに。お財布に1,000円しかないもんだから、スーパーではお肉やお米など最低限の買い物。お肉はいつも鳥のムネ肉で野菜は農産物直売所の「規格外」。車がないと動けない群馬の田舎暮らし。ガソリンもセルフのスタンドで1,000円とか指定して入れてたし、いただけるものはいただいて、おかげさまで生きていた。頭を下げてお願いして、支払いを待ってもらったり、そんなことも日常茶飯事。それでも泣いたり笑ったり、精一杯生きていたなー。そういえば、「巻かなかったレタス」というのをたくさんいただいて、レタスの味噌汁に、レタスの炒め物、レタスのサラダなど、苦いレタスと格闘。それも良い経験です。

今でもお金はないけれど、あの時ほどではないみたい。
と、「貧乏」の話。

「え、貧乏ってどういうことかわからない」と娘。
だから、あなたも一緒に超貧乏暮らししたでしょー、と私は思ったけれど、娘はわからないのだという。洋服はもちろん、お米も買えなかったから、小麦粉を水に溶いてすいとん作ったりしたでしょう。キャッシュコーナーに行って「お金、ありますように!」と祈り。残高300円に泣いて・・・。そんな暮らしが、貧乏暮らしだって。

「貧乏の意味はわかる?」と私。
「お金がない貧しい暮らし、ってことじゃない」と娘。なんだ、わかってるじゃない。そうか、この子にとっては貧乏ぐらしが苦痛でなかったのかな、と。工夫してあれこれお料理したり、お金をかけずに遊んだり。そんな時間は楽しかったのかも。貧乏暮らし=惨め、とか、貧乏暮らし=嫌だなどとは思っていないのか。

お金の心配をすることはとても辛い。
明日どうして暮らしていこうか、と考える不安な気持ち。本当に苦しい。あの時、娘を食べさせ暮らしていかねばと必死だった私は、それでも生きることを楽しみながら、ほんの少しでも今日より豊かに暮らしたい、とがんばっていた気がするなー。必死で笑ってた。

「豊かさ」か。
私は、その貧乏暮らしの中で教えていただいた。自分にとって「豊かだ」と思える暮らしはどんなものか。工夫したり、たくさんの人に支えていただいたり、小さなことに喜んだりできたこと、生きていることをありがたいと思ったこと、そういうことひとつひとつが私にとっては豊かさだ。感謝してる。

私の暮らしの中では、モノやお金は最低限で良い。改めて、思う。貧乏ぐらしは嫌じゃないなあ。持たないことの豊かさを、実感。

【今日の名言】
「どんな人も心の奥底では善良だと今でも私は信じている。」
 アンネ・フランク

【写真】大宮公園のさくら
満開の時期に撮影。携帯をIPhoneに変えてから、なかなか思うように使えずにいました。もうじき1ヶ月、少し慣れてきたみたい。がんばる~!

とんさんのTwitterサイト
有限会社E-スタヂオ
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