書名 世界は「e」でできている オイラーが見出した神出鬼没の超越数 (ブルーバックス)
著者 金 重明
発行社 講談社
発行年 2021年12月20日
頁数 241頁
価格 1,000円 + 税
この奇妙な数のことを、人類はどこまで理解しているのか。
●悪徳高利貸が1年を無限に分割して瞬間ごとに利子をとると、元利合計はどうなる?
●当たる確率が1/nのくじをn回引いたとき、それでも全部はずれる確率は?
●「理想の結婚相手と結婚できる戦略」を用いたとき、理想の相手と結婚できる確率は?
「やつ」はどうして、こんなにあちこちに顔を出すのか?
はるか昔から、洋の東西を問わず、不思議な性質をもつその数は知る人ぞ知る存在だった。
やがて天才オイラーがその数の本質を見抜き、「宝石」ともいわれる奇跡的な数式を完成させた!
人類がほとんど何もわかっていない超越数のなかで「π」とともにかろうじて知られてきた「e」、
指数関数から複雑系にまで存在感を示し、代数と幾何の垣根さえも軽々と超えてしまう、
その摩訶不思議な魅力を堪能して、数学の面白さを再発見しよう!
本書の目次
第1章 人間の脳を裏切る指数関数
第2章 高利貸の究極の夢
第3章 eが登場する3題噺
第4章 e^xの微分
第5章 この世では見えない愛の絆
第6章 数学界の5人の戦士