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日露首脳会談 焦らず、かつ実を取る交渉を 阿比留瑠比 - 産経ニュース【産経ニュース】
ロシアにとって、太平洋艦隊のプレゼンスを維持する為に不凍港・不凍海峡が大きな意味を持ちますよね?
例えば不凍港を巡っては日露戦争ですよね。日清戦争の後、ロシアは極東で不凍港を手に入れる為に清朝と朝鮮半島への影響を強めて行った事から日本とぶつかってる。
一方の不凍海峡。基本的にロシアは国後島・択捉島の帰属権を失うと冬季にオホーツク海に閉じ込められてしまうんですよ。
太平洋への出口となる海峡で凍らないのは得撫島と択捉島の間にあるフリズ海峡と、択捉島と国後島の間にあるエカチェリーナ海峡だけです。そしてエカチェリーナ海峡は水深が約500メール。ここがロシア潜水艦の航路になっていて、その奥の聖域オホーツク海には原子力潜水艦がSLBMを構えてひそんでるんです。それはモスクワが落ちても核で反撃が可能だと言う大前提。
択捉島には対艦ミサイルである「バスチオン」が配備され、更にブレヴェスニク空港の軍事化が進でるし、国後島には「バル」が配備されてる。そして千島列島に在る松輪島は太平洋艦隊の拠点になってる。
通常艦船も含めエカチェリーナ海峡を通り太平洋に出るには色丹島の帰属が重要な意味を持つんですよ。その安全保障上のメリットをプーチンが諦めるだろうか?
当然、『譲歩的要請法』は交渉に必要だが、私は2島返還すら難しいと思います。
例えば「中国による投資と経済連携の申し出が有るんです。日本が乗らないのならば我々は中国を選択しますがどうしますか?」と言われたのなら、日本に残された選択肢は多くありませんよね。華為など急激な拡大と、ロシアとの関係強化を示唆してる所を見ると、全く無い話とは言えないと思える。
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