トランプ米大統領、シリア攻撃の成功を宣言 「作戦完了」【CNN.co.jp】
だろうね。最初、アメリカは中東回帰を望んでいて、今後イスラエルが参戦し、拡大するかと思ったが、イギリスはチルコット報告の影響もあろうし、EU離脱を控えてるから長期戦は望まないし、アメリカも北朝鮮・中国が控えてるから二正面作戦は出来ない。人道介入と言う名の中間選挙目当と、調子に乗ったアサド政権・ウクライナ動乱以降高くなったロシア鼻へのワンパンチ・ブラフ程度で終わるのは自明だろうね。
アサド政権の迎撃発言は虚勢だろう。そう言うしかない。国連の化学兵器禁止機構・合同調査メカニズム(OPCW・JIM)は2017年時点で、猛毒の神経ガス、サリンを使用したとする報告書を安保理に提出してる。今回も、その流れだろうから分が悪い。更に攻撃停止を求めたロシアの国連安保理緊急会合も過半数の支持を得られず破綻した。
後は攻撃の法的正当性と言う話になるが、7章型を経ない武力攻撃には非難が付き纏う。しかし今回は恐らく、例えばルワンダ虐殺の結果を受けて付加された【保護する責任】のような、現状として議論のある新たな保護概念『必ずしも安保理決議は伴わなくとも、急迫性を伴う深刻な人道的危機を防ぐ為の介入は必要。』と言う主張を援用するだろうね。ロシアが否決された現状からすると、米英仏有志連合の拠り所になる人道介入ロジックは多くの賛同を得られるだろうね。
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