なかなかどうして。 やはり、欧米の指導者はずるいね。 昨日のバーナンキFRB議長、『 QEの縮小終了はこれからの景気次第 』だそうだ。 実質的な見送りだが、これで、ダウ平均は次々に史上最高値を更新していくだろう。 FRBが金融緩和縮小を見送った以上、『 メリットとデメリット 』を議論してもしょうがない。 しょせん今の株式相場は当局とヘッジファンドら機関投資家とのだまし合いだから、手の内を見せる方がお人よし過ぎる。 5月23日の暴落後、『 調整過程 』、『 今までが上げすぎ 』などと発言していた日本の先生方は、本当に正直すぎます。
ところで、『 デトロイト市が破産 』。 宣言撤回も、これを知っていたからかな? 残念だけだ、金融緩和だけでは実体経済の回復に直接結びつかないことが証明された。
なぜ、ダウが史上最高値を更新しても、だめなのか? 理由は過去ブログ 『株価が上がっても、なぜ実体経済が回復しない?(その1)』、『(その2)』、『(その3)』、『(その4)』、『(その5)』、『(その6)』、『(その7)』、『(その8)』、『(その9)』、『(その10)』を参照してもらうとして、一言でいえば、『 金融緩和で一番恩恵を受けるのは金持ちで、しかも、金持ちほどカネを使わないから 』。
もちろん、まったく効果がないわけではない。 リーマンショックで金融市場もほかの市場も集中治療室に緊急入院した。 QEで両者とも回復に向かったが、金融はさっさと退院して消費生活を楽しんでいるが、他はようやく一般病棟に移っただけ、という感じだろう。
今日も読了ありがとうございました。 おやすみなさい。
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