余剰資金のメリットは、塩漬けという選択で売買時期をコントロールできることだった。 ただし、最大のリスクは元金がゼロ、つまり投資先が倒産してしまうことだ。 だからこその余剰資金のすすめなのだが、今は投資対象が非常に増えている。 初めから倒産可能性が低いモノを選択するのが賢い方法。
いちばん代表的なのは、日経225ETF。 日経225の株価を株式のように売買するもの。 特定企業の株式ではないので、倒産リスクは少ない(日経225の株価がゼロになる時は、日本も終わりでしょう)。 ほかにも金ETFや原油ETFなどもあるので、いろいろ調べてみるのがいい。 ただし、金、銀などの場合、現物国内保管型の方が安心。 仮に金、銀が暴落してETF市場が取引停止になった時、現物の金銀と交換したいと思っても、国内保管型でないと海外まで取りに来いといわれる可能性がある(アメリカだったら言いかねない)。
今日このご時世何が起きるかわからない。 日本航空や東京電力が実質的に倒産する時代である。 実際、東電投資で借金を作ってしまった知り合いもいる。 前回少し説明したレバレッジというのを使っていた。 何倍のレバレッジを効かせていたのか忘れたが、3・11の半年前に東電株を買い、震災後、数日で借金だけが残ったようだ。
余剰資金でも、レバレッジは絶対に効かせないこと。
あとETFにも先物があるが、やめた方がいい。 先物は個人と機関投資家では、情報格差がありすぎる(現物の比ではない)。
また、一時期注目を集めたFX(外国為替証拠金取引)もお勧めしない。 100倍200倍というレバレッジを効かして大儲けした主婦の話とかがよく載っていたが、素人がたまたま万馬券を当てたようなもの。 理屈も何もあるはずがない。 出版社にもっともらしいことを書かされているだけ。 やるとしたら、一万円だけ宝くじを買うつもりでやるぐらいでしょう。 買った通貨が下がって為替損が出ても、追加証拠金は払わない。 一万円をあきらめておしまい。
今日はここまでにします。 明日はナンピン買いと損切りについて。 おやすみなさい。
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