もうかなり以前ことになるが、結婚して一ヵ月後のクリスマスイブに指輪をもらった。
私はたしかに「結婚指輪」をねだった記憶はある。だけど、なぜ結婚した後になってこのような婚約指輪をいただいたのかいささか釈然としないまま、指輪などはめたことのない皺だらけの無骨な手に、宝飾品をかざして不思議な想いにとらわれる。
嬉しい。
嬉しいは、嬉しい。
しかしすでに結婚した身には、あの、世間一般に給料の数か月分といわれる『婚約指輪』とごくシンプルな結婚指輪の意味の違いは歴然であり、だからこそ私は何も飾りがなくいつでも共にいられる結婚指輪をと望んだのが、何かの想いのすれ違いがあったようだ。
後日、店長がこの指輪を渡すのにかなり…な演出をも考えていたと知り、
・・・・・_| ̄|○
という感を抱かずにはいられませんでした、はい。
普通に手渡していただいて本当によかったです。
もともとサプライズ好きなんだそうですが、ちょっと照れくさい。
いや、こういう夫がサプライズな演出をしてくれる、それに感激しあう、若さを保てという教訓でしょうか。
バレンタインデーも何かそういうサプライズをしてあげればよかったのかなぁ、、、、。