うなぎ屋が閉店して一週間。職を失った私は、また鳥取・境港の姉のところへ転がり込んだ。
考えると、私はここお5年間、毎年4月か5月に仕事を辞めているので、結果的にしばらく姉の家に逗留することになっている。姉も5月から6月が繁忙期になるため、この季節の労働力に組み込まれている・・・・まるで姉がシャトーを経営していて、ブドウの収穫をプータローの妹が手伝いにいくみたいな図だ。
さて、境港に行くには夜行バスで米子まで出て、「境線」と呼ばれる1.5時間に1本の電車に乗るのが効率的。
この境線。まず、改札をくぐると、ネズミ男が出迎えてくれる。そしてよーく見ると、まるで日光鬼怒川温泉行き特急列車のごとくホームのかなたはずれに「境線は0番ホーム」という案内板と、小さな車両が見える。 写真は去年のですが
近づいて、その異様にたまげる。 猫娘かぃ!!
入ってみて、ますますおどろく。
見えにくいけど、天井に猫娘がしどけなくねそべったりポーズをとっているのだ。
境線はもっぱら地域の人の通勤・通学に使われているディーゼル車だ。朝の車内は高校生や中学生がいっぱいで、テストやクラス替えの話をし、携帯電話をもてあそび、日常を満載した気動車が田園風景の中を、ゆっくりと走る。 目玉おやじ車両。自宅近くの踏み切りで撮影
おそるべし境港・・・・