鰻屋の前に、よく猫がいるのは、ご近所の皆様ならご存知と思う。
冒頭の写真、なんだか一匹の胴の長い猫が看板の後ろにいるように見えて面白かったので撮ったもの。(実際は頭:お母さん猫、胴:息子。)他に息子と同時に産まれた短毛の娘と、夏に生まれたチビちゃんがいる。
先日、出勤するとドアの前になんだか赤茶色のかたまりが・・・・
ハート型に見える。
モップのようなお兄ちゃん猫に、チビちゃんがくっついている。
この二匹は仲がよく、チビちゃんはいつもモップ君についてまわって遊んでいる。
でもねぇ、そこに入りたいんだよ。
と近づいたら、チビちゃんに「フシャーッ」と威嚇されてしまった。とにかくこの家族は、モップ君を除いて餌をくれる人にも決して触らせない。
うなぎ屋店主・鳴海氏はあの懐かない猫どもにどれだけ近づけるかいつも挑戦している。
たまに、ちょっと店を抜けて帰ってきたとき、「触ってやりましたよ!」
と小さくガッツポーズをつくる。
そんなときの鳴海氏の顔はほくほくしている。
・・・・・猫が好きなのかな・・・・・
ここ二ヶ月ほど、お母さん猫が姿を見せない。
なんとなく心配していたのだが、昨夜、おなかをぱんぱんに膨らませて帰ってきた。
また、ここで産む気なのだろうか。
そして、鰻屋は昨日3月29日、仔猫の声を聞くことなく閉店した。