すなば たかひろ

「元気で人に優しい鳥取」を取り戻すため、県議になった元新聞記者の挑戦記。みんなで鳥取の未来像を考えましょう!

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労働組合と民主主義

2009年12月07日 | 日記
私は連合鳥取に推薦をお願いしています。
連合鳥取、東部地協と段階を踏んで、推薦するかどうかの議論が進んでおり、今日も会議でお話をさせていただきました。

推薦依頼を出して1か月以上も経っているのに、推薦されていないのは何か問題があるのではと質問をいただきましたが、その答えは「デュープロセスこそが民主主義だからだ」ということに尽きます。

民主主義の意義は、参加するすべての人で合意を形成をすることにあると私は考えています。
段階を踏んで、言い尽したという共通認識ができるまで、十分に議論したうえでなされた多数決には、嫌であっても誰もが納得して従います。
つまり、参加したすべての人で合意形成がなされたということになります。
そして、このことこそが民主主義の本質だと思います。
ギリシア時代のポリスから、引き継がれた英知であると私は思っています。
重要なことは、時間がかかっても段階を踏むことてあり、十分に議論を尽くすということなのです。
デュー・プロセスは刑事訴訟だけでなく、民主主義的意思形成でも必須条件です。

今回の連合のみなさんの対応はまさに、このデュー・プロセスを大切にしているのだと思っています。
労働組合は民主主義が生んだ制度の中でも、秀逸な制度のひとつです。
ひとり、ひとりの力は弱くても、みんなで団結したら、解雇権を持つ経営者とも対等の立場に立てる仕組みは、民主主義の英知そのものに他なりません。
ですから労働組合が民主的に意思決定をしなければ、労働組合は労働組合足りえません。

今日は私の思いを約40分間(予定を10分もオーバーしてすみませんでした)聞いていただいた後、約30分間、「市民と教育の関わり方」「無所属で立候補する理由」「少人数学級への見解」「あるべき公務員像とは」など出された質問にお答えしました。
あれも話したい、これも説明したいと思ううち、ついつい早口になり、お聞き苦しかったと思います。
ですが、本当に真剣に話を聞いていただいて、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
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