すなば たかひろ

「元気で人に優しい鳥取」を取り戻すため、県議になった元新聞記者の挑戦記。みんなで鳥取の未来像を考えましょう!

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国府町と大伴家持

2009年12月19日 | 日記
朝起きると雪が積もり、一面の銀世界でした。
思いだしたのは因幡守だった大伴家持の和歌です。

新年之始乃波都波流能家布敷流由伎能伊夜之家余其騰
(あらたしき としのはじめの はつはるの きようふるゆきの いやしげよごと)

家持が元旦に、今の鳥取市国府町にあった国庁館にお役人たちを集めて新年の宴を開いたときに詠んだとされる歌で、万葉集の最後を飾る歌として有名です。。
「新しい年のはじめに、美しく雪が降りつづいている。今年もこのように美しい良い出来事が重なりますように」 というような意味だと思います。

今年の鳥取市はタクシー強盗射殺事件、6人殺害の疑惑もある詐欺事件などが続き、
安心安全の土地という神話が崩れました。
不況はさらに深刻で、雇用不安は続いています。
来春こそ、建設官僚からジャーナリストへの市長交代で、
新しく、明るい希望の持てる鳥取市を実現して、
この和歌のように、良い出来事が重なる年にしたい心に誓っています。

この和歌を刻んだ歌碑が国府町にはありますが、
合併するまでの国府町は、木村町長を先頭に「万葉のふる里」をテーマに
個性的な地域づくりを進めておられました。
でも、今はどうでしょうか?
万葉フェスティバルなどのイベントは続いていますが、
町制時代と比べて、行政の応援が少ないように思えてなりません。
万葉のふる里にふさわしい観光振興に努力しようと思っています
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