9月県議会が閉会しました。これまでの県議会の定例会では一番疲れたように思います。やはり、谷村議員の問題がその原因のように思います。
この問題は、谷村議員が最年長の同僚議員に不適切な書簡を送ったのが発端でした。法事の菓子折などを包むのに使う不祝儀の包装紙を使い、その中で、えんま様が迎えに来るとか、窮鼠猫を噛み殺すなどの不穏当な記述がしたことから、大きな問題となりました。
脅迫罪の構成要件に該当すると思われることもそうですが、それ以上に、県民の皆様から選んでいただいた議員が書く手紙ではありません。このため、議員辞職勧告案が提案されたのですが、開会初日に即結で議決することには反対をいたしました。非公式でもいいから、弁解は聞いて、それから議決すべきと思ったからです。議会規則上は適法なのですが、辞職勧告という大きな不利益処分をする以上、弁解など防御の機会を与えることがデュープロセスだからです。加えて、谷村議員が辞職勧告に従うとも思えなかったからです。本会議で議決したものに議員が従わないとしたら、いったい誰が議決に従うでしょうか。そんな心配もしました。しかしながら、谷村議員の書簡は犯罪行為とされてもしかたない内容なので容認することはできません。そこで、苦渋の選択として退席をいたしました。案の定、谷村議員は「暴挙」と辞職勧告を批判し、勧告を拒否する事態となりました。
二幕目は5日の谷村議員の一般質問でした。これは明日、報告します。