消防救助機動部隊とは、阪神・淡路大震災を教訓に大規模災害等に対応するため、特別な技術・能力を有する隊員や装備で編成された特別高度救助隊のことです。通称、ハイパーレスキュー(Hyper Rescue)と呼ばれています。
東京消防庁には第二消防方面本部消防救助機動部隊(大田区):震災及び航空機・船舶火災に対応、第三消防方面本部消防救助機動部隊(渋谷区):NBC災害(CBRNE)に対応、第六消防方面本部消防救助機動部隊(足立区):震災及び大規模水害に対応。スイフトウォーターレスキュー(急流救助)も担当、第八消防方面本部消防救助機動部隊(立川市):震災に対応し、航空救助連携隊にも指定の4部隊があります。わたしたちは、立川の第八消防方面本部消防救助機動部隊を視察しました。
第1部隊長で、震災対策係長の大久保善幸消防指令らから説明を受けましたが、救助機動部隊の特徴は重機や火薬を使用して救助する部隊だということで、専用の高度な設備を持った車両が多いことがそうです。東日本大震災でも出動し、4台の特殊車両を現地に置いてきたそうで、現在も現地で活躍しているとのことだそうです。
主力車両の4型救助車です。
C-130輸送機に搭載可能にするため、小型化したそうで、海外に派遣されるのは、この車両です。4輪駆動の救助車で、画像探査装置、人命探査装置などの器具を搭載。2台1組で活動しているそうです。
大容量送水車(スーパーポンパー)を使って隊員のみなさんが訓練していました。
2キロもホースが延び、高圧で毎分4000リットルを送水することが可能で、福島原発にも急行しました。1台約8000万円もします。
一番奥が3型救助車。主要装備は4型救助車と変わりませんが、後部にクレーンを搭載したことから車両が大型化し、1台約3400万円します。
真ん中が特殊救急車(スーパーアンビュランス)です。消防救助機動隊の救急車は高規格救急車と呼ばれる車両で構成され、救命救急士が隊長となり、医師と連携しながら気管挿菅や薬剤の投与も可能で、救出して、救命措置を取りながら搬送までをします。特にこのスーパーアンビュランスは、車体が左右に広がって、40平方メートルの広さを確保し、8床のベッド置いて、救命措置を取ることが可能です。酸素吸入器などの設備も、高規格救急車8台分を装備しています。1台約6000万円もします。
手前が救出救助車及び重機搬送車です。
機動特科隊が丁度、訓練を展開していました。
ショベル、放水銃、クレーン車などを装備し、隊員は大型免許の保持者が多いそうです。右側の車両は20トンの釣り上げ可能なクレーン車で、路線バスが横転したときでも、バスを持ち上げて救助します。クレーン車ですが、高速道路を走れるそうです。
消防機動救助隊は最先端の危機を装備するとともに、隊員のみなさんの絶えまぬ訓練の上に高度な救助が可能になっています。
この建物は潜水訓練のための水塔です。
22メートルの深さがありますが、東京都内で1番深いのはレインボーブリッチのところで、22メートル。その想定で訓練がなされています。
消防機動救助隊の庁舎は同時に訓練棟でもあります。
右側は都市を想定し、ビルからの救助訓練に使用し、左側は山岳からの救助訓練に対応しています。
立川飛行場に隣接していることから、東京消防庁の飛行隊とは密接に連携しているそうです。
陸路だけでなく、空路でも全国へ救命救助に駆けつけます。国内だけでなく、国際救助隊としても活動を展開しており、パキスタン地震、ニュージーランド南島地震、四川地震、インドネシア森林火災などへ出動し、国際的な評価を得ています。
東京と鳥取では人口も、財政規模を違います。鳥取が同等の高規格部隊を持つことはできません。しかし、災害時を想定し、ハイパーレスキュウ的部隊を、京都市、大阪市、堺市、神戸市、岡山市、広島市の各市消防局が組織していますので、そことの連携は検討すべき課題と感じました。
予断ですが、国岡議員は元消防士で、救命救急隊員でもありました。質問も専門的でさすがだと関心しました。災害の現場で命と向かい合ってきた議員がいることは鳥取県にとっては大きな力です。防災を始めとする危機管理は県政の喫緊の課題です。共に県民のみなさまのために努力していこうと改めて心に誓いました。
夜は財務省や総務省の職員のみなさん、財務会計や国際経済の専門家らと懇談会も開きました。こちらも有意義な意見交換ができました。
東京消防庁には第二消防方面本部消防救助機動部隊(大田区):震災及び航空機・船舶火災に対応、第三消防方面本部消防救助機動部隊(渋谷区):NBC災害(CBRNE)に対応、第六消防方面本部消防救助機動部隊(足立区):震災及び大規模水害に対応。スイフトウォーターレスキュー(急流救助)も担当、第八消防方面本部消防救助機動部隊(立川市):震災に対応し、航空救助連携隊にも指定の4部隊があります。わたしたちは、立川の第八消防方面本部消防救助機動部隊を視察しました。
第1部隊長で、震災対策係長の大久保善幸消防指令らから説明を受けましたが、救助機動部隊の特徴は重機や火薬を使用して救助する部隊だということで、専用の高度な設備を持った車両が多いことがそうです。東日本大震災でも出動し、4台の特殊車両を現地に置いてきたそうで、現在も現地で活躍しているとのことだそうです。
主力車両の4型救助車です。
C-130輸送機に搭載可能にするため、小型化したそうで、海外に派遣されるのは、この車両です。4輪駆動の救助車で、画像探査装置、人命探査装置などの器具を搭載。2台1組で活動しているそうです。
大容量送水車(スーパーポンパー)を使って隊員のみなさんが訓練していました。
2キロもホースが延び、高圧で毎分4000リットルを送水することが可能で、福島原発にも急行しました。1台約8000万円もします。
一番奥が3型救助車。主要装備は4型救助車と変わりませんが、後部にクレーンを搭載したことから車両が大型化し、1台約3400万円します。
真ん中が特殊救急車(スーパーアンビュランス)です。消防救助機動隊の救急車は高規格救急車と呼ばれる車両で構成され、救命救急士が隊長となり、医師と連携しながら気管挿菅や薬剤の投与も可能で、救出して、救命措置を取りながら搬送までをします。特にこのスーパーアンビュランスは、車体が左右に広がって、40平方メートルの広さを確保し、8床のベッド置いて、救命措置を取ることが可能です。酸素吸入器などの設備も、高規格救急車8台分を装備しています。1台約6000万円もします。
手前が救出救助車及び重機搬送車です。
機動特科隊が丁度、訓練を展開していました。
ショベル、放水銃、クレーン車などを装備し、隊員は大型免許の保持者が多いそうです。右側の車両は20トンの釣り上げ可能なクレーン車で、路線バスが横転したときでも、バスを持ち上げて救助します。クレーン車ですが、高速道路を走れるそうです。
消防機動救助隊は最先端の危機を装備するとともに、隊員のみなさんの絶えまぬ訓練の上に高度な救助が可能になっています。
この建物は潜水訓練のための水塔です。
22メートルの深さがありますが、東京都内で1番深いのはレインボーブリッチのところで、22メートル。その想定で訓練がなされています。
消防機動救助隊の庁舎は同時に訓練棟でもあります。
右側は都市を想定し、ビルからの救助訓練に使用し、左側は山岳からの救助訓練に対応しています。
立川飛行場に隣接していることから、東京消防庁の飛行隊とは密接に連携しているそうです。
陸路だけでなく、空路でも全国へ救命救助に駆けつけます。国内だけでなく、国際救助隊としても活動を展開しており、パキスタン地震、ニュージーランド南島地震、四川地震、インドネシア森林火災などへ出動し、国際的な評価を得ています。
東京と鳥取では人口も、財政規模を違います。鳥取が同等の高規格部隊を持つことはできません。しかし、災害時を想定し、ハイパーレスキュウ的部隊を、京都市、大阪市、堺市、神戸市、岡山市、広島市の各市消防局が組織していますので、そことの連携は検討すべき課題と感じました。
予断ですが、国岡議員は元消防士で、救命救急隊員でもありました。質問も専門的でさすがだと関心しました。災害の現場で命と向かい合ってきた議員がいることは鳥取県にとっては大きな力です。防災を始めとする危機管理は県政の喫緊の課題です。共に県民のみなさまのために努力していこうと改めて心に誓いました。
夜は財務省や総務省の職員のみなさん、財務会計や国際経済の専門家らと懇談会も開きました。こちらも有意義な意見交換ができました。
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