すなば たかひろ

「元気で人に優しい鳥取」を取り戻すため、県議になった元新聞記者の挑戦記。みんなで鳥取の未来像を考えましょう!

ブラジル訪問記㉑(第二アリアンサ村弓場牧場)

2012年11月26日 | 日記

 まだまだ眠たい目をこすりながら向かった先は弓場牧場です。アリアンサ鳥取村から車で約20分で到着です。

 1963年に弓場牧場にやってきた矢崎正勝さん=写真左=にご案内いただきました。1926年、家族10人を引き連れてブラジルに渡った弓場勇さんは19歳の若者。原始林のエネルギーに感動した弓場さんは、「日本人の特徴を活かしつつ、新しい文化を創造しよう」と誓い、1935年に「耕し、祈り、芸術する」共同農場をの建設に着手します。これが弓場農場の起源です。

北原・輪湖記念館です。アリアンサ移住地理事理事だった北原地価造さん、輪湖俊午さんの2人の旧宅を文化財として統合移築したものです。1961年に彫刻家の北原久雄さんが、妻で舞踏家の明子さんと弓場農場に移り住みます。記念館の前には久雄さんの遺作を並べた野外展示場がありました。

敷地内には図書館もあります。

 蔵書数は約1万冊。弓場農場だけでなく、近隣の皆さんにも無料で貸し出されています。図書館は弓場農場の日本語学校も兼ねており、幼児から高校生までを3クラスに分けて授業がなされています。ベッドがあるのは、クリスマスが近くなると、弓場農場をたくさんの人が訪れるので、ここにも宿泊してもらうのだそうです。弓場農場はゴバヤ、パイナップル、マンガなど8千本の果樹を栽培して均衡に出荷しているほか、椎茸栽培、養鶏、牧畜、養豚のなされ、米を少し買うほかは、自給自足なのだそうです。

農場内に点在する家に27家族56人が暮らして居られます。

旅行者が建てて、もう1年も住んでいるという家もありました。

手作りのブランコもありました。

農場は共同生活が基本。皆さんが使う食堂です。

テーブルの調味料には、醤油もありました。

炊事場です。

共同の洗濯場もありました。

一見、農具の倉庫に見えるのが、交流の場になっているテアトル・ユバです。

中に入ると、緞帳があり、きちんとした照明設備もありました。

客席は500席。外まで拡張すると800席になるそうで、バレイや演劇、音楽会など弓場農場の芸術活動の発表の場になっています。

舞台は巾10メートル、奥行き12メートルの立派なものです。日本から唐十郎一座や現代座などの劇団が日本からやってきて講演したこうともあるそうです。

クリスマス公演を控え、舞台装置も創られていました。本格的です。弓場農場が高く評価されるのは、この芸術活動があるからです。

 

 

 

 

 

 

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