すなば たかひろ

「元気で人に優しい鳥取」を取り戻すため、県議になった元新聞記者の挑戦記。みんなで鳥取の未来像を考えましょう!

2月定例会一般質問④ 教育委員長の答弁

2013年03月27日 | 日記

中島教育委員会委員長にも答弁いただきました。

○副議長(稲田寿久君)答弁を求めます。中島教育委員会委員長

○教育委員会委員長(中島諒人君)まず、学校における太陽光発電の導入についての御質問ですけれども、3月11日というタイミングでこの再生可能エネルギーについての御質問をいただくということに、大変大きな意味があるなと思っております。

 まず、エネルギー問題というのは、子供たちの未来のために最重要の問題の1つだなと認識しております。現在はできていない再生可能エネルギーへの移行ですとか、エネルギーの自給自足というようなこと、できることならばエネルギーの地産地消のようなことが将来の子供たちのためには、彼らには具体化してもらわなければいけないことで、それが地域の自立的な発展のためにはまさに必要なことだと思っております。そのために、学校での学びということが非常に重要なことだなと思っております。議員のおっしゃることに非常に賛同いたします。

 それで、具体的な導入ということに関してなのですけれども、これについては金銭的なコストとか空間的なその他のコスト、それから象徴的な教育的な意味ですとか社会的な意味ということのバランスの中で、恐らくその導入の規模とか形態というものが決まってくるのではないかなと思っております。現状なのですけれども、先ほど御説明もありましたが、県立学校では3校で合計16.2キロワットの発電設備を備えております。それから、市町村学校では27校で合計で657キロワットの発電設備です。県外を見てみますと、栃木県立のざわ特別支援学校というところが200キロワットの設備を持っております。ちなみに米子工業に今3.2キロワットの発電の設備があるのですが、全体としては米子工業全体では300キロワットの発電の設備が必要というような、そういう規模感です。そう考えたときに、例えばのざわ特別支援学校で2億4,000万の投資に対して、年間200万円の電気代が浮いているというような状況なのですね。そうすると、単純計算でいくと100年以上のもとをとるための期間がかかるということになってきますので、これからテクノロジーがどんどん発達していきますので、それをどう考えるかということはありますけれども、コストとしては、全体状況としては今そういうことがあるのだということがわかりました。

 県内の動きですけれども、さらに今度耐震改修をする鳥取西高校において、20キロワットの発電設備を備えるというようなことを計画しております。さらにもう1点、太陽光発電については、設置する建物の躯体について、太陽光パネルの設置を想定した設計がされているかどうか強度の問題等もありますので、こういうことを慎重に考えていきながら導入を少しずつ進めていきたいなというふうに思っております。

 小・中学校への導入を誘導するような市町村への支援制度ということですけれども、これについては、文科省のものと環境省のもの、国のものが2つあります。また、県では市町村交付金、とっとり環境イニシアティブ推進支援交付金というものがあって、こういうもので導入を進めていこうと働きかけを行っているところです。

 議員おっしゃるとおり、エネルギーの未来というのは、社会の未来にとって本当に重要なことで、どんどんどんどんこれは進めていかなければいけないことだなというふうには私自身も思っているところです。これを教育協約に入れるかどうかという件なのですけれども、これ基本的な考え方としては、協約は余り細かいものにはしないで、その柱を絞って、メーンの柱を進めていくということで、ほかのものもくっついてくるという形にしていきたいなと思っております。まずは、現状学校全体の健全化ですとか、教育の質を高めるということをまずはメーンのエンジンとしていきたいというふうに思っておりますので、項目として上げるということについてはちょっと慎重に考えたいかなと思います。ただ、鳥取県教育振興基本計画のアクションプランの中に、この環境教育のことは入っておりますので、今後も継続的に取り組んでいきたいことだと思っております。

 続きまして、おうちで節電頑張ろうキャンペーンです。御提案の内容は、非常に私もおもしろいと思ってお聞きしました。おっしゃるとおり、見える化することでもって子供たちが楽しむということは非常に重要なことだと思います。ただ、御提案いただいたような形で各家庭のものを学校の各クラスでどういうふうに集約するかということになると、これはなかなか難しいところがあるのではないかなと思うのです。細かいですけれども、各家庭のプライバシーの問題なんかもありますので、これはちょっと集約は現場的にはなかなか難しいのではないかなというのが私の印象で、ただ、調べてみたところ、昨年実施したおうちで節電頑張ろうキャンペーンについては、学校での告知をちゃんとしていなかったみたいなのですね。だものですから、学校でいろいろな形で先生のほうから、こういうことをやったらどうですかというような提案をおうちに働きかけていただくということは、ぜひ進めていこうというふうに思っております。

 最後、書類のテキストファイル化の件です。これも、この件は私も現場で実際にパソコンを見せていただいて、様子を詳しく聞いてみました。教育委員会ですので、学校現場と事務局があるのですけれども、学校現場については、おっしゃるような問題というのはまずはないのではないかということでした。それで、事務局なのですけれども、まずは書類作成の効率化をしなければいけないという問題意識は明確にありました。御指摘の内部書類ということなのですけれども、先ほど野川総務部長からも御説明があったように、多くの書類がデータベースに登録する形になっているので、それほどにその体裁を気にするという場面は意外と少ないのではないかというのが私が感じたところです。ただ、議員御指摘のような部分もないということではないと思います。しかし、いろいろな人に聞いてみると、実際のところ各人が使いなれたソフトで仕事をするのが一番効率がいいという話もあって、その流れの中で皆さんに選んでいただければいいのかなということも感じました。

 今回、私が発見があったのは、上司からの書類の注文が来たときに、過剰な品質だとか多過ぎる情報ということで、そういうことによって結局は時間の効率性が上がらないという問題もあって、学校現場で子供たちにコミュニケーション能力というような話をしておりますけれども、事務局の現場においてもコミュニケーション能力というのがやはり非常に重要になるのだなということを改めて確認しました。議員御指摘の点にも配慮しながら、仕事の効率化とか質の向上を目指していきたいと思います。

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