すなば たかひろ

「元気で人に優しい鳥取」を取り戻すため、県議になった元新聞記者の挑戦記。みんなで鳥取の未来像を考えましょう!

2013年9月県議会 一般質問3 補足答弁

2013年10月19日 | 日記

 議員の質問には知事が基本的には答弁しますが、詳細な問題であったり、専門性の高いものは、「部局長に答弁させます」と答弁を代わることができます。政策論争をしたいと思っていますので、議員としては残念です。ほぼ全議員が質問に立つ鳥取県議会においては無理からぬことと諦めるべきなんでしょうが、できるだけ細部ではなく、哲学的、思想的な視点から聞き、県政の骨を探ろうと頑張って思っています。

○副議長(前田八壽彦君)順次答弁を求めます。 藪田くらしの安心局長

○くらしの安心局長(藪田千登世君)では、私のほうから食品添加物につきまして補足の御答弁を申し上げます。

 食品添加物には、豆乳を豆腐にかえるにがりのように食品の製造や加工に必要なものとか、またみそやしょうゆ、これはちょっと食品というふうには区別されておりますけれども、化学的につくられました調味料や甘味料のように食品の魅力を増すものなどもございまして、食品添加物を使用しないということも一つの価値観ではございますが、殺菌料や保存料など食品の広域流通や危害防止の観点から使用されているものもございまして、その用途においてさまざまな役割があるところでもございます。

 議員も先ほど御指摘にもございましたが、日々の暮らしでは特にウイークデーなど仕事や家事、育児、地域活動と忙しい毎日にできるだけ短い時間で食事をつくりたい、つくらなければならないという制約がある中で、例えば安心して使える調味料があることでむしろ本県の新鮮で豊富な食材をおいしくいただく助けにもなりますし、またそうした食材の使用を促進することにもなるのではないかと考えております。おいしくでき上がれば家族は喜んで食べてくれますし、そうなると鳥取の食材を使ってつくる品数ももう一品ふえるということにもなると思います。

  食品添加物の使用基準でございますが、まずさまざまな項目で何十カ月という時間をかけまして、また何十億円という経費も投入して複数の動物で毒性実験を実施した結果とか、あるいは国民からの意見を聞き取りながら、どのくらいの量なら一生食べ続けても害が出ないか、先ほど議員もおっしゃいましたADI、1日摂取許容量と申しますが、これにつきまして国の食品安全委員会が科学的にリスク調査をして行います。またその後、今度は国の薬事・食品衛生審議会におきまして実際にスーパー等で売られている食品を購入し、その中に含まれています食品添加物量を分析するなどして実際の使用基準を設定したものでございます。実際にこの実態につきましては、厚生労働省の調査で毎年確認されているところですが、1日に食べ物を全て足しましてもこのADIの数十分の1とか数百分の1というような程度の量ということをお聞きしております。

 本県を初めまして各自治体独自では、こうした安全性そのものにつきまして、このようにして現在示されております科学的知見以上のものを導き出すことは設備や能力の点から非常に困難でございまして、この国が定めた基準で安全性を担保しているところでもございます。

 しかしながら、現実に過去には議員おっしゃるとおり発がん性が認められ、使用が禁止された食品添加物もありますことから、国におきましても現在厚生労働省が中心となって許可された添加物の継続的な監視とか、あるいは既存添加物の安全性に関する見直しなども行われているところですが、県といたしましても新たな知見を入所した場合は速やかに国に情報提供をするとともに、絶えず使用基準等の点検とか見直しを行うよう国に提言してまいりたいと考えております。

 ○副議長(前田八壽彦君)三木市場開拓局長

 ○市場開拓局長(三木教立君)それでは、補足答弁を申し上げます。

 「食のみやこ鳥取県」地産地消プロジェクトについてでございます。 この取り組みは、平成24年6月、11月、そしてことしの7月、計3回既に実施しております。構成メンバーは、JAグループ、それと県漁協、鳥取県地方卸売市場連合会、それといわゆるナショナルブランドと言われる食品メーカー、ソースメーカーとか、お酢のメーカーとか、マヨネーズのメーカー、計9社でございます。取り組みの内容としまして、鳥取県内の農林水産物、ねばりっことかブロッコリー、ミニトマト、それと水産物でいきますとイワガキとかシロイカ、こういうものをつくったメニューを開発してレシピ提案をいたしまして、約1カ月間鳥取県内90店舗で展開するものでございます。結果としまして、ナショナルブランド、こういう企業さんによるポスター、チラシの提出とか県民の皆さんに県内の農林水産物の魅力をPRするとともに、レシピ集で県内の食材を県内外、世界にまでも発信したという取り組みでございます。

 先ほど知事が若干申し上げましたけれども、県産農林水産物の販売金額の状況でございますけれども、対前年同月でいきますと第1回目、平成24年の6月でございますけれども、ねばりっこが 215%の伸び、ブロッコリーが 113%、また第2回目はねばりっこが 170%、ハタハタが 141%ということで、同じ月に関してはかなり伸びているということでございます。生産者の皆さんからは、ねばりっこの出荷数量が増加するなど消費拡大につながる取り組みとしてかなり評価しているというお声や、県漁協からはハタハタの南蛮漬けは新しい提案として評価したいと、引き続き協力したいというような声も伺ったところでございます。先ほど若干知事のほうからほかの効果のほうをちょっと申し上げましたけれども、企業のレシピをホームページに載せまして、 100万人の方が閲覧したいというようなこともございますし、県の経費負担というのは予算措置はゼロで行っているというような状況でございます。

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