すなば たかひろ

「元気で人に優しい鳥取」を取り戻すため、県議になった元新聞記者の挑戦記。みんなで鳥取の未来像を考えましょう!

エコツーリズム世界大会の基調講演は示唆に富むものでした。

2013年10月19日 | 日記

米子市のコンベンションセンターで「エコツーリズム国際大会2013in鳥取」が始まりました。その開会式に参加させていただいています。歓迎アトラクションは鳥取の美しい風景をバックにした音楽演奏でした。

まず、大会長の平井知事が主催者を代表して挨拶されました。

基調講演の1人目は、鳥取県と友好提携している韓国江原道の崔文洵(チェ・ムンスン)知事です。

綺麗な日本語で講演が始まったのにはびっくり。途中で、「私の日本語の能力はこれまでです」と韓国語になりましたが、そのサービス精神には敬服です。「私はテレビ局の社長。チャングムの誓い、冬のソナタのロケ地となったことで、日本からもたくさんのお客さんをお迎えしたことをうれしく思います」と話されました。

 そして、「日韓両国は政治的な理由で困難な時を迎えていますが、だからこそ、非政治的な文化的な地域間交流を盛んにしたいし。私は何度も鳥取に期待と思います。そうしたモデルに江原道と鳥取県がなることを願ってやみません。2018年の江原道平昌(ピョンチャン)で開催される冬期五輪、2020年の東京五輪で、東アジアの友好が深まることを期待しています」などと話されました。

 2人目はJTB社長の田川博己さん。日本エコツーリズム協会の副会長でもあります。

 田川社長は「国際交流人口の拡大、個人旅行・物見遊山型から個人旅行・参加体験型へという旅行の『「型』の変化、「インターネットの普及による情報収集や旅行手配の簡易化など地域観光を取り巻く大きな変化が起きている。こうした環境変化に対応して観光振興に取り組むことが求められている」などと提言されました。

 アジア・オーバーランド・サービス社のアンソニー・ウォン社長は「外国人から見た鳥取の可能性」という視点で話されました。

「エコツアーは旅行を基本への回帰させる。それは五感を大切にするということだ」という指摘にはなるほどと思いましたし、観光の基礎は平和というお考えにも賛同を覚えました。

 モンベルグループ代表の辰野勇さん、養老孟司さん、市毛良枝さんらによるトークセッションもあり、「森・里・海、水の連環と人々の営み」という大会テーマの下、21日まで様々なイベントが繰り広げられます。鳥取の地域文化の魅力を見直し、その魅力を世界にどう発信していくか、これを機会にしっかり考えたいと思っています。

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