○副議長(前田八壽彦君)3番砂場議員
○3番(砂場隆浩君)意識改革は大変だと思いますけれども、それがやはり他の分野にも応用していきますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
それと、実はその今回の第5期が、今やっています第4期のプランを見ますと、どういうことが書いてあるかというと、要介護度の人を18パーセントから16パーセントに下げていって、それによって介護者を減らすのだという話が出ているのですけれども、それは無理なのですよ。18パーセントから16パーセントとしていたのですが、現実にはもう22パーセントまでいってしまっているわけですから、そうすると、やはり後から結論ありで、要介護者数とか、そういうところの部分については市町村の足し算になっていますから、それでやってしまっているようなきらいもあるのです。やはり今回は実態調査をちゃんとやった上で、第6次介護保険支援計画は臨んで欲しいということをお願いをしたいと思います。
ボランティアをやるときに、実は多摩地域では、成功した市と失敗した市があります。成功したところは首長だとか、それとか教育長がお年寄りの皆さんのところに行って、地域の教育を一緒にやってくださいとお願いしたところはうまくいったのですけれども、反対に、お年寄りの生きがいづくりをやりますと言うところは、みんなお年寄りが横を向いてしまったのですね。そういう意味では、やはりボランティアと一緒にやる、一緒に地域づくりをするという意識を醸成することが大事だと思いますので、そこの点も間違いのないような形で、職員の皆さんで新しいシステムづくりを頑張っていただけたらと思います。この点は、最後に御所見があればお聞かせください。教育長にお願いします。
○副議長(前田八壽彦君)答弁を求めます。平井知事
○知事(平井伸治君)(登壇)議員のほうから重ねてのお尋ねがございました。介護保険の計画につきましては、市町村のものを積み上げていくという性質のものでございまして、その際に、これは国全体の誘導も多少入るのですね。ですから、要介護度が下がるというのは、恐らくそのほうが総額が少なくていいとか、施設数が少なくていいとか、多分国全体のそういう思いがあったのかもしれません。ただ、本来、客観的に積み上げのほうで現場から足し算をして上げていく。それで実情に沿った施設整備やサービスの供給料を決めていくのが本来だと思います。そうでなければ正しい介護保険料になりませんので、この辺はよく注意をして、これからまた第6次のほうに向かいますので、我々としても正確で実態に合った計画を目指してまいりたいと思います。
また、ボランティアにつきましては、おっしゃるように、地域全体で、時にはリーダーシップをとってやることも大切だというふうに思います。私自身も鳥取力創造運動だとか、こういういろんな地域づくりの事業にかかわっておりますが、私も時々顔を出していますと、そこのボランティアの方とかが結構燃えたりしてくださったりするわけですね。だからやはり、そういう意味では、プレゼンスも必要なのですけれども、今度は難しいもので、出過ぎますと、全部では行政の補助金頼りということになりますと、本来の市民活動と離れていってしまうというところもあるかと思います。ただ、私は信頼感を持っているのですが、鳥取県の県民の皆様はみずからいろいろと実践するお力と、それから意欲、郷土愛があると思うのです。それを発揮していく場としてボランティア活動をシニア人材あるいは学校支援のボランティアとして伸ばしていくことは、十分に可能だと思います。
現に学校支援ボランティアは5,000人レベルに、今、鳥取県内もなっております。決して他地域に引けをとらないものになったと思います。例えば智頭の富沢でも、そういうお年寄りが昔遊びを教えるようなことをやっていたり、それからさまざまなおやじの会の活動、賀露やら、あるいは若葉台やら、そういうものが先駆的に芽生えたり、そういう土地柄でもありますので、これから議員の御指摘を実現できるように、県内のボランティアの皆様の活動のネットワークを充実してまいりたいと思います。
○副議長(前田八壽彦君)答弁を求めます。横教育長
○教育長(横純一君)お答えをいたします。やはり高齢者を初め、この地域にはまだまだ潜在的な可能性を持っていらっしゃる方とか、あるいは知の財産、そういうことのある方もいらっしゃると思います。今後土曜日授業等が広がってまいりますし、ますますこの高齢者の方にも御協力をお願いするという場面も出てくると思いますので、そのお力添えをいただくという視点で御協力をお願いしたいと思います。
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