すなば たかひろ

「元気で人に優しい鳥取」を取り戻すため、県議になった元新聞記者の挑戦記。みんなで鳥取の未来像を考えましょう!

パワーポイントを拒否する県議会

2011年12月09日 | 日記
 県議会議会改革推進会議が開かれ、シチズン・エデュケーションの観点から学生議会を開会することや、議会基本条例を勉強するため、視察に行くことなどを決めました。その席で、パワーポイントを本会議で使うことを提案したのですが、M議員が「議会は会議じゃない。議事をするところだ」と頑迷にも反対したんです。

 県民の皆様にわかりやすい議論を展開するのは当たり前のことだと思います。そのために、6月議会ではパネルを提示しながら説明し、9月議会では大量のグラフ、11月議会ではパワーポイントを印刷したものを議員、知事ら執行部に配布して説明をしました。ところが、インターネットで議会中継をしている県民の皆さんにはせっかく作った資料を見てもらうことができません。

 「県民の皆さん、つまり、有権者に分かりやすい議論が大切だと思います」というと、「議場は議員同士が議論をするところ。有権者は関係ない!!」「議事しないなら議員をやめろ」と暴言を重ねたのです。有権者は県議会と関係ないと言い切るM議員には驚きました。議会は常に進取の気風が大切です。そして、何より有権者を大切にしないといけません。因習に捕らわれ、新しいことを嫌っていは県議会は変わりません。もちろん、守らねばならい良習や伝統はあります。ひとつ、ひとつを議論して結論を見いだすのが議会の本質だと思いますが、いやはやという感じです。

 議会改革はこういう意識の改革からスタートしなければならないのではないでしょうか。
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