秋の雨が降る。あちこちでずぶ濡れの高校生。いろっぽい。中学生。乗せちゃろか。小学生。かわいそう。最近下手に
声を掛けられない。変態呼ばわりされたらかなわない。秋と夏の混ざった日。みんな走って家路を急ぐ。中にはあきらめ
濡れるに任す。きょうは、お題の宇宙の日だそうだ。そしてまたマラソンの日だそうな。鳥取は走る人が多い。マラソン
が好きなんだろう。走れメロス。太宰治がメロスじゃなかろうか。叱られるかもしれないがダメ男。走るメロスでなくて
歩くメロス。いろいろ細かい計算をした人がいる。時速4キロメートルぐらいになるそうな。友達の壇一雄を宿代の人質に
したことがあるらしい。度重なる不運に会いながら友のもとに駆け付けるメロス。これがまじめな男の話ならつまらない。
いい加減の男がなおかつ友情にこたえてこそ小説の価値が上がるのでは。したたかな計算。これぞ太宰治。かな?
橋がなくなったり、山賊に襲われたり。なんか古事記の黄泉の国の話のような。暗い雨が降っている。山陰だわな。
鳥取県。今日は島根県から鳥取県が分離した日。県民の日。髪飾り、櫛、ももをなげつけます。黄泉の国の女はももを
こわがり逃げていく。イザナギは無事生還。愛情の話で、友情の話ではない。旅には困難がつきもの。宇宙に行きたいか
お断りです。何が起こるかわからない。隣の町まで行くのが億劫な私には無理な話。下手すると毎日の散歩もだ。
アポロ13号を思い出す。宇宙は巨大な黄泉の国。私は髪飾りも、櫛も持ってない。なぜかって。髪がないから。
おっと。安売りの桃を一つゲットした。これでギャオスを撃退か。なんの私の大好物。ぱくり。どかん。なんとそれは
ガメラ爆弾。悲しい愛のイザナミの涙を固めた黄泉の花火。さすがにギャオスも落ちていく。イザナギの桃いただきます。
これで幾年長生きできそう。桃栗三年柿八年。缶詰のように甘かった。読みが甘い。詰めが甘い。爪が甘い。
指をしゃぶるな!。はい。おかあさま。