さて 仕事仕事
— BPS (@bpsbicycle) January 1, 2025
2022/3/16、上野原から鳥沢まで、旧甲州街道をアルプスで走ってみました。
駅近の安いPに車を停め、サイクリングに出発です。
駅から街までの登坂をちょっと頑張り、まずは一度見てみたかった上野原の映画館、"大正館"へ。
日本ため池100選に選ばれた月見ヶ池。
さて、それでは街外れのここからサイクリングスタートしますか。
(この後いきなり道が無くなりR20を歩道橋で渡るんですがね…)
まずは"鶴川宿"。宿場跡って微妙に道幅が広くて、真っすぐ見通しが良くてそれっぽい雰囲気が残っているものですね。
宿場を抜けた山へ入る手前で一風変わった蔵?を見ました。
装飾が綺麗ですね。私は初めて見ました。
歴史のある道は見所もいっぱいで走っているより止まって写真を撮っている時間の方が長いくらいです。
野田尻宿に入りました。
こんな感じのチョイ古い建物も宿場感はないですけど個人的には好きです。
宿場を抜けてひとつカーブを曲がったら正面がお寺のこの風景との出会いが。
お寺の裏の旧甲州街道は短いですがよい雰囲気の砂利道でした。
抜けた所は一里塚跡。
少し進むとこんな分岐がありました。旧道は右の登坂のようですね…
ここまでもけっこうアップダウンがありまして、どちらかと言えば重いアルプスにソールの柔らかいスニーカー、そして決して軽過ぎではないギヤ比に苦しんできたのですが、また登坂か…
だけと雰囲気のある良い旧道でした。もちろん歩きましたけどね。
談合坂SAを見下ろす大野展望台を過ぎると次の宿場です。
旧甲州街道は中央自動車道と付かず離れず蛇行していて、所どころその中央道の建設の影響で道が失われています。
犬目宿。静かです。
恋塚一里塚。江戸時代からの原型を残した貴重な一里塚のようですね。
ここからR20鳥沢宿まではずーっと下り坂ですが、見逃してはいけない大事なスポットが最後にあります。
それがここ、旧甲州街道石畳道です。
舗装道路から暗い山道へ入ります…
ありました、石畳。ずいぶんデコボコしているなぁ…
石畳の道は案外短く、すぐ上の集落へ出てしまいます。
振り返って。
それにしても、この日は晴天のサイクリング日和でしたが森の中って暗いもんですね。
往時を偲ばせるこの雰囲気、ちょっと感動しました。
現代の目から見たら見た目イマイチの石畳も思いの外歩きやすいです。昔の人にとってはこれは凄いありがたい道(加工)だったことでしょうね。
お地蔵様も優しいお顔をなさっています。
頼りないマファックのブレーキでR20までの下りを走り切り鳥沢駅で休憩しました。
駅舎はすっかり新調されて趣のない建物になっていました。地元の人間じゃないので勝手なこと言ってますが、古い木造の駅舎は旅心をくすぐりますよね。
ここから上野原まではR20を激走。
桂川沿いの静かな道を…とも思ったのですが、それはまた今度のサイクリングで。
今回はのんびりまったり、サイクリングと言うより小さな旅のような旧甲州街道行でした。
元々好きだったんですがこれからはこんなの増やしていきたいな、と思うお年頃です。

先日毛呂山、鳩山周辺へサイクリングに行ってきました。

毛呂山の "鎌倉街道上道(かみつみち)" を抜け、おしゃもじ通りを経て笛吹峠へ。

峠で一般道と鎌倉街道が交差しています。

越生の方へ戻ってきたら線路の向こうに板碑発見。

なぜそこに? なぜその向きに? 面白い板碑です。


板碑ついでに鎌北湖下の "嘉元の板碑" へ。


更についでに "鎌北売店" でバウムクーヘンの切り落としをお土産に購入。
こんな時、バッグの付いているバイクはいいなぁなんて思いますね。

最後の寄り道は武甲山から太平洋セメントへ地下ベルトコンベアーで運ばれる石灰が地上に山積みされている場所を見て帰りました。



蕎麦の花って臭いと聞いていたのですが、確かに少し匂います。でも、自然な臭いで嫌な臭いではないですね。

里山の風景に癒されます。


今回初めてバックミラーを利用してみたのですが、これはアリですね。
進路変更等急な動きの際はやはり今まで通り頭を動かしての後方確認が安全ですが、後方から接近してくる車の動きをチェックしながら走れるのはそれはそれで安心感がありました。

オートバイではナャ激Iンミラーでお馴染みのこちらタナックスのサイクルミラー、在庫有ります。
奥多摩湖や日原鍾乳洞、奥多摩有料道路や鋸山林道を越えて五日市方面へと、何度この駅前を通過した事でしょう。
近年はもうすっかり飽きてしまい新鮮味も失せ、時間的に他に行く事が出来ない時にただ漠然と駅前往復とか走りに来るくらいになっていました。

今日も松ノ木トンネルから塩リ峠を越えてここまで来ました。
湖に行くか鍾乳洞に向かうか、それとももう帰ろうか…と考えていた時、そうだ以前地図を見ていてまだ走ったことの無い林道が有ったなと思い出しました。
確か3kmくらいだったし、ちょっと寄り道していくかとこの看板の角を右折しました。

進むのは小中沢林道です。

看板を右折してすぐに路面はアスファルトからコンクリートに…そう、しょっぱなからなかなかの急勾配です。
途中に水場があり小休止。まだ半分も登っていませんがかなりキツイです。

頭から湧き水をかぶっていい気持ち。
帰りもここに寄ってボトルをいっぱいにしていきました。

終点まで予想外の4.5km。かなりの急勾配とガタガタの荒れた舗装でかなり難儀しましたがなんとか到着。
そして絶景。下の方に道が見えます。

終点はちょっとした広場になっていて、ここに車を置いて登山道へ進むハイカーさんもいるようです。
林業用でしょうか、手作りっぽいモノレールが山の上へ続いていました。

"激坂へようこそ"で有名な風張林道に勝るとも劣らない急勾配(瞬間勾配は風張林道の方がキツいけど、平均勾配は小中沢林道の方がキツいかも!?)と、後半の路面の悪さ、下りもまったくスピードが出せずブレーキ握りっぱなしの基本お勧め出来ないコースですが、水場も有るし水根貨物線跡にもアクセス出来るので、奥多摩方面に飽きてしまった方にはお勧めします。
奥多摩駅から先、みんな湖か鍾乳洞に向かってしまうので静かですよ。